空が厚い雲で蓋されていて放射冷却が少ないのも理由の一つだと思うが、暖かい朝を迎えた。
部屋には前夜の余熱が残っていて15℃近くもあったから、着替えも楽である。
隣町のアメダスの記録をのぞいてみると、午前4時の気温は9.4℃。
午前2時には12.4℃もあって、わずか2時間で3℃も下がってはいるが、いずれにしたって外気温の"ゆるみ"であることは間違いない。
だからと言ってガスストーブを消すまでには至らず、とりあえず20℃設定を18℃設定に落としていたら、くしゃみが出た。
体はまだ冬モードのままで、春の緩んだ空気に馴染んではいないからだろう。このへんは無理からぬことと思える。
建て替えから25年になるわが家は、今、定期的なメンテナンスの時期を迎えている。
その一つにベランダの防水塗装があり、4月に予定しているが、わが家のベランダは通常より広く、第二の花壇として使ってきたので鉢やらプランターやらがひしめいている。
その一つひとつを階下に下ろして、防水塗装を施し直すのだが、腰痛持ちのジジイにはハードルの高い作業となる。
大事に育ててきた箱入り娘のバラ・「空蝉」の鉢に至っては、普段だって、ちょっと1~2m平行移動させるだけでも苦労するのに、どうやれば2階から1階へと垂直移動させることができるのか…
住宅メーカーに相談すると、業者がやるから心配はいらないということで胸をなでおろしたが、この機会に整理した方がいいものはたくさんある。
ちょうどいい機会だから、ここ数日、パトロールにも出かけずコツコツやっているのだが、昨日、つい調子に乗って重いものをまとめて階下に下ろすのに成功したのはいいのだが、後でじんわり腰が疼き出した。
今朝も、その鈍い疼きが続いている。
これを無視してなお、腰をいじめると突然"天使の一撃"を食らうことになるから、最早ここまでと言っていい。
まったく騙し騙し動かさなければ悲鳴を上げるのだから、厄介な体になったものである。
ヒトはこれをローカゲンショーと呼ぶ。やれやれ。
昨日の富士山
佐保姫様が存在感を増してきつつあるようで、どことなく霞んでいるような…
江ノ島は近いからよく見えるが…
60km離れた伊豆大島は霞の彼方に消えかかっている
暖かさに誘われて、池と森の公園には幼児たちの歓声が響く
種類によっては新緑が萌え始め
ところどころで柔らかな緑色が目につくようになってきた
この森で一番早く目覚めていたニワトコは花を咲かせている
初音の直後に襲った寒波に出ばなをくじかれ、へそを曲げて「ケキョ」とも歌わなかったウグイスだったが、さすがに再び歌い出した♪
1羽が歌うと、別のウグイスたちが「負けてなるか」とそれぞれ縄張りを主張するものだから、ひとしきりアチコチから歌声が響く
ただし、のどの調子は今一つと見えて、総じて歌声は小さく、「おい君たち、もっと精進しろよ」と激励しておいた
透き通る歌声の最後に「ケキョケキョケキョ…」と続く谷渡りがまだ聞けないのだから、まじめに精進してもらいたいものだと思う
崖際の日当たりのよい所に植えられた枝垂れ桜と思われる木にたくさんのツボミがついて膨らんでいた
今日はわが俳句結社の例会で、北鎌倉の浄智寺で吟行の予定だが、雨中の吟行になりそうでそれもまた良し♪
春雨や…