酒はガンガン飲んでいるし、食べ物だってなんでも口にしていて食欲は旺盛、それで一体何の不平不満があるんだ。まったくの健康体に見えるぞ。
友人たちからはそういう目で見られている。
確かに生活する上での行動制限なんて何もないし、生活するうえで差障りになることなど何もないように見える。
唯一気にかけているのは塩分を取り過ぎないようにすることと、水分を十分にとる事くらいだ。
血圧が高目で、下げる薬を飲んでいて3か月に1度かかりつけの女医さんに診てもらい、あれこれ指示を受けている。
その理由は臓器の一つが機能低下を来していることで、今のところ根本的な治療方法はなく、だましだまし使うほかない。
最近の研究でヒトの造血細胞由来の特別な細胞を移植することで機能不全に陥っている臓器の再生につなげる試みが、動物実験で成功したそうだ。
間もなく臨床実験に入るそうだが、まだまだ時間はかかりそうだ。
こういう夢物語の実現を待っていられる時間がボクにはどれだけ残されている事やら…
夢物語はさておき、現実の血液検査の結果を見て、主治医の女医さんが目を丸くした。
何と、ここ数年、検査のたびに横ばいかやや悪化を繰り返してきた数値が2,3年前の数値に戻るくらいまで改善していたのだった。
「こんなことあるんですね」と聞くと、「まれにあります」。
「何か特別なことをしているか」と聞かれたので、大腸のポリープを取った際に体重が5㎏前後減ったこと以外には思いつかないと答えたら、「それは理由になるかもしれない」と言う。
臓器にかかっていた負担が減ったのかもしれない、と。
おまけに他の臓器の数値も眼に見えて改善していて、懸案の臓器以外はパーフェクトな数字が並んでいるのにビックリした。
5月の大型連休の後、大腸のポリープを切除した際、なかなか出血が止まらず10日近くも「絶食状態」を余儀なくされたのが幸いして、減った体重をそのまま維持している。
76㎏前後あった体重は今や71㎏台!
自分でも体が軽く感じられて、とても具合がいい。
気にしていた腹も見事に凹んで、街中や海辺を歩いていると「サインしてくださ~いっ!」って若い女の子に取り囲まれたり…(ウッソぴょ~ん)
それが懸案の臓器の数値の改善に結びついたということであれば、こんなラッキーな話はない。
特別なことをしているわけでもなく、間食は出来るだけ避け、3度の食事も腹八分にしているだけ。
節制と言えるほどの大した努力でもないのだから笑いが止まらない ♪
良いこと、嬉しいことって、たまにはあるもんなんだねぇ (^^)v
(見出し写真はわが家の「空蝉」の2番花)