エアコンがあまり好きではない。
それじゃぁ、夏は暑くて大変だろう。どうやって過ごしているんだ…?
そう問われるのは当然で、しかし、幸いなことに我が家は風の通り道にあるというか、窓さえ開けておけば風が吹き抜けて行くので、エアコンはおろか扇風機もうちわも出番はひと夏でも数えるほどしかない。
庭の半分には雑木が生い茂っていて絶好の日陰を作り出しているし、2階は枝を伸ばした木々の梢に加えてゴーヤをカーテンにして日除けにしているから、これまた見た目も涼しい♪
ただし、風が吹かなかったり、台風などで窓を開けられないような時はお手上げで、そういう時は緊急事態としてエアコンや扇風機のお世話になるが、基本はそれだけである。
夜は少し事情が異なり、夕食の時なども窓を開け放しておくと音が外に漏れて、ご近所に迷惑が掛かるようなことは避けたいという理由と、だだっ広いリビングダイニングキッチンなので、料理に使うコンロの火の熱がこもってしまい、やはり強制冷却は欠くべからざるものとなる。
それに加えて、夏の暑さなんかへっちゃらだった山の神が「暑いの辛い」と言い出し、考えを改めつつある。
料理番にへこたれられては大いに困るし、そこは宗旨を変えてでも歩み寄らねばこちらの生存にも関わりかねない。
同じ理屈で夜寝る時も窓を少し透かしておけば涼風が入るのでエアコンは使わないのだが、山の神はそれでは寝苦しいという(実際はスースー寝てるけどね…)。
ここ数年は時々「私はエアコンを効かせたところで寝たい」と言って〝別居〟の晩もあるのだが、大概は暑くても我慢して同じ部屋で寝ている。
で、昨夜寝る前に温度計を確かめたら何と信じられないことに31℃もあった!
これじゃ、いくらなんでもボクだって暑い。
これにはいささか驚いて、今夏初めてエアコンのスイッチを入れ、設定温度を28℃にして寝た。
寒くて目が覚めるかと思ったが、さに非ず。一度午前2時ころにトイレに起きた後は毛布を体に巻き付けて再び寝たが、まぁ、寒さに脅かされることも無く安眠できた。
一度ルビコン川?を渡ってしまうと、なかなか後戻りはできないだろう。
特に便利快適さが付きまとえばなおさらだ。
今夏はいよいよ宗旨替えを迫られるのかもしれない。
午前中は30℃を超えない予報だったので、近所のパトロールに出掛ける
良く晴れていたし、今日こそ富士山の晴れ姿を見たいと思って稲村ケ崎に寄ってみると…
案の定、富士山の周辺にだけ積乱雲が、それも巨大な積乱雲が…
江ノ島に渡る橋の上からの眺め
稲村ケ崎で見たものと形を変えた富士山の積乱雲
丹沢山塊上空の雲の峰々
海保のヘリがパトロールしていた
すると突如進路を変え、雲の峰に向かって突進?を始めた
近づくにつれ気圧されたか、ひるみがちに進路をそらしながら様子を見るヘリ
やはり気圧されたようで、進路を変えて峰から離れていく
今朝05:05の東の空
灼熱の8月の蓋が開く…