久しぶりに横浜へ行き、ミナトの見える丘公園から根岸森林公園にも回って満開のサクラを楽しんできた ♪
港の見える丘公園のオオシマザクラとベイブリッジ
同公園に隣接する大佛次郎記念館と神奈川県立文学館の間の窪地にソメイヨシノの大木があり、これがこれ以上ないというくらいに満開の花を咲かせていて、何十年も横浜で暮らし、引っ越した後も仕事場にしてきた土地なのに「エッ、こんなところにこんな大きなサクラがあったっけ」とビックリさせられた。
とにかく大きな木で、窪地をたった1本で埋め尽くしてしまうくらいの迫力である ♪
この辺りは1859年(安政6年)に横浜港が開港されて以来、外国人居留地として日本にやってきた外国人たちが住み着いた場所で、おそらくこのサクラはその当時からここに生えていたか、もしくはしばらくたって植えられたものだろう。
いずれにしても開港当時を知る貴重な生き証人に違いない。
散りかけた花も無く、ただいま全員集合中!みたいな感じで、こういうのを‶超満開〟というのだと思う。
うしろに見える赤レンガが大佛次郎記念館
こちらの後ろに見えているのが県立近代文学館
山手の小金持ちのユウカンマダムたちが自慢の愛犬を連れて集まり、大木の下で記念撮影などしておりましたよ…
大佛次郎記念館から近代文学館への橋の上から見た近代文学館玄関先のソメイヨシノも満開。こちらも大きいとはいえ、あちらのソメイヨシノに比べるとまだずっと若造。
大佛次郎記念館玄関わきの猫の彫刻。なるほど、そこはかとなくエキゾチックで優美な姿じゃありませんか。
オサラギさんはネコ好きで有名だったからね。
見出し写真と同じものだが、満開のヨコハマヒザクラとベイブリッジ
マリンタワーと飛鳥Ⅱ。手前の煙突に2本の赤線の入った船が重要文化財として係留されている氷川丸。
氷川丸のすぐ右手の山下ふ頭に巨大ガンダム出現。こいつ動くんだってさ。
入場料1350円で、さらに顔を間近に見られるGANDAM-DOCK TOWERに登るにはさらに3300円だって。高っ!
今月いっぱいで解体し撤去しちゃうらしい。
根岸森林公園のサクラ。
港の見える丘からは2~3kmしか離れていないが、移動を始めた途端、風雲急を告げるかのように空は一転にわかに掻き曇り、黒雲に覆われて雨粒が落ちてきた。
ごく短時間で雨は上がったが、雲はなかなか取れなかった。
ここは日本で最初に作られた根岸競馬場の敷地の一角で、起伏に富んだ地形に芝生の広場を囲んで森が広がる市民の憩いの場所であり、春はサクラが霞のように広がって見事な景観を作り出す。
青空の下、太陽の光を浴びないとサクラのピンク色はまったく精彩を欠く。
根岸競馬場は外国人居留地の外国人たちの娯楽施設として1867年にレースが始まった。今でも鉄筋コンクリート製のメーンスタンドの一部が保存されている。
馬の博物館の建物脇ではソメイさんより早く咲き出したヤマザクラが桜吹雪を見せてくれた。
日曜月曜と花散らしの雨になるそうだから、花見は今日の土曜日がラストチャンスかも。