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平方録

目が合って微笑まれちゃったんだ

バラが咲き始めて初めて、横浜イングリッシュガーデンに行ってきた。
わが家のバラの開花が去年と比べると遅れているので、ここでも同じだろうと思って躊躇していたが、大アーチのつるバラを除くとソコソコ咲きそろい始めていて、入り口を抜けて庭に出た途端思わず「オオッ ! 」と歓声が口をつくほどの咲きっぷりになっていた。
人混みの中でガーデナーのK君とばったり出会い、話をしたら「去年は異常に早く開花しましたが、今年は例年に戻った感じですよ。つるバラも毎年15日過ぎくらいから咲き出してましたから」と例年通りを強調していた。

そういえば確かにわが家の今年のバラの開花が遅れているように思えるのも、去年が早かったためで、一昨年、一昨々年の画像の日付を見返して見ると、それほど遅れが際立つほどでもないことが分かった。
ジジイになってせっかちになってしまった。

写真のようにアーチが交差する部分の「アルベルティ―ヌ」だけは5分咲き程度にはなっていたが、今週末には大アーチのつるバラが空を隠すように咲き始め、それから2,3週間がガーデン全体の見ごろの時期ということになりそうだ。

この庭の植栽を手掛けたスーパーバイザーの河合伸之氏のお気に入りはアーチだけでは飽き足らず樹木にもつるバラを絡ませてしまうことで、園内至る所で様々なつるバラが樹木に絡まって、あまり見かけない光景を出現させている。
普通のバラ園といわれるような所では、お行儀のよい見せ方をしている場合がほとんどなので〝木登りしているバラ〟なんてお目にかかれないが、河合氏のコンセプトは「自然の環境の中に他の草花と共存しながらバラが咲いている光景」だから、ごく当たり前の自然な景観の一部ということになる。
このソメイヨシノによじ登っているつるバラは苗木を売る店に並んだ瞬間に買い取られて行くほどといわれる超人気品種「ピエール・ドゥ・ロンサール」。



ボクもこの〝木登りバラ〟〝おてんばバラ〟が好きで、ここにやって来る楽しみの一つでもあるのだ。

そしてこれ! ロマンティックな港を意味する「ル・ポール・ロマンティーク」。超人気品種「ピエール・ドゥ・ロンサール」の枝変わりで、華やかなバラ色の大輪を沢山咲かせるのが特徴のバラ。一昨年開かれた「全国都市緑化フェアよこはま」の成功を祈念して命名された記念碑的なバラ。

これがバラ色の素顔 ♪

そしてこれ…。ガーデンを出たところで、バラの育苗会社が何軒かテントを張っていてバラの苗を売っていた。そこでボクの顔を見てニッコリと微笑んだのがこの苗。もちろん「ル・ポール・ロマンティーク」。ボクもミナト近くで汽笛の音を聞きながら育ったし、長いこと働きもした。ヨコハマは故郷なのだからDNAの一部を成しているといってもいいくらいだ。
2000円で購入。このバラの持つ価値にしてこの値段、ボク的には案外リーズナブル。
庭のほぼ中央にカツラの木の株立ちがあって、あのカツラに登らせたら素敵だろうなと思ったのだ 。

ということでわが家で8番目のつるバラがやってきた。花は来年まで待たなくちゃならないが、それもまた良し。楽しみが増えた。何せバラ色の花だからね ♪

コメント一覧

heihoroku
地上は一杯で混み合っているから、空中に活路を見出すしかないってわけです。
文字通り「バラ色」と言われているバラですしね。もうコロリです ♪
今回の「ル・ポール・ロマンティーク」を仲間に加えてもまだ空中の空きスペースはたっぷり残るんです。

間もなくですね「空蝉」。
ビタミンIに加えて絶対的な秘薬をお伝えしておきます。
バラ栽培用の「バイオゴールド セレクション」。真っ赤で印象的なパッケージの肥料です。
一袋の単価は安くないですが、一気に使うわけではないのでオススメです。
株の勢い、花数が目を見張るほどです。
横浜イングリッシュガーデンの肥料はこれを使っています。もちろん我が家も。
ひろ
バラの季節
https://blog.goo.ne.jp/hirotosaiseikai
美人さんがお仲間に加わることになってまた華やかになりますね。
横浜のバラ園近ければ~ねぇ・・・

60年前バラのスケッチに歩いたころは5月20日頃にと思ってましたから、
多少の変化はあっても花の咲く時期は変わってないですね。
当時はデパートの「バラ展」などといっても花瓶に一枝ずつさしてテーブルに並んでいるだけ。
それでもその美しさと名前に魅せられて大勢の人でした。
つい 昔々を思い出すこのごろで・・・・・
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