台風13号が北上しているせいで、遠く離れた南関東でもまとまった雨が降り、短パンとTシャツ1枚では肌寒ささえ感じる気候に、夕方は3か月ぶりに湯船に湯を張ってどっぷり浸かり、温泉気分を味わう♪
39度のぬるめの湯温だから20分超も浸かっていたが、元々温泉好きだし、長っ風呂になっても望むところで、どうということは無い。
これで海でも眺められれば文句はないのだが、わが家の立地を考えればそれは無理。
風呂場専用の防水ラジオのスィッチを入れて聞くともなしに音を出していたが、岡本太郎に「君の絵はキャンバスに閉じ込めよう閉じ込めようと縮んでしまっている。キャンバスから飛び出すように描いたらどうかね」と言われたという画家のインタビューだったが、初めて名前を聞く画家だったし、もちろん作品に思い当たるところもなく、イメージは湧かなかった。
今年の夏は旅行もしていないので、どこか本物の温泉に浸ることもなく、なんだかもったいないことをしたような気分だ。
秋が深まったらどこかに行こうと山の神も言っているし、ここはぜひ実現させたいものだ。
旅先にはそれなりの温泉があるところがイイかな、やっぱり♪
そんなことも思いつつ、夏の間は汗をかくのでシャワーで済ませていた「湯に浸かる」という行為の心地よさを再認識する。
パソコンの脇に置いたまま見向きもしなかったコアントローとラフロイグの2種類の「気付け薬」…
湯上りにビール…ではなくて柑橘系の香りがさわやかで、且つどろりとした液体を選んでショットグラスに注ぎ、一口二口なめてみる
夜のとばりを意識して女性に勧めれば媚薬として使えるらしいが…
ジジイにだって必要な時がくるやもしれぬ…なんちゃって。
そんなものを後生大事に置いているのは早朝からブログを書く時、まだ眠っている脳ミソを揺り起こして働かせるための「気付け薬」として重宝しているからで、くれぐれも誤解の無きよう。
そもそも強烈な個性の持ち主なので、一口舌の上に乗せればたちどころに目が覚めるって寸法だ。
何より甘くて美味しいし、重宝する所以である。
昨日、風呂上りに久しぶりになめたら柑橘のさわやかな香りとともに甘露な味わいが口中にワァ~ッと広がって、確かに何かが覚醒する感覚があった♪
ラフロイグは知る人ぞ知るスコッチウイスキーの逸品である。
知る人ぞ知る…に加えて、この酒くらい好き嫌いのはっきり分かれる飲み物も無いのではないか。
強烈なヨードの香りが漂う超個性的なウイスキーで、バーに行けば必ずストレートで1杯はなめたくなる♪
それでは飽き足らず、手元に1本確保しているってわけ。
現役時代、江戸家老をしていたころに銀座のオフィスから東京駅まで歩き、ステーションホテルのバーでストレートを1杯だけなめてから、始発列車で座って自宅まで帰ったことが何度かあった。
そうしたくなる"魔力"ともいえる魅力、吸引力を秘めた酒と言っていいと思う。
この我が気付け薬は夏の間、ほとんど埃をかぶりっぱなしだった。
と言うのも、夏は夜が明けるのが早く、4時には既に白み始めるし、モタモタしているとすぐにヒグラシの大合唱が聞こえはじめたりして寝ぼけている暇がないのだ。
だから気付け薬よりも、台所に行って湯を沸かし、お気に入りの一保堂のほうじ茶をガラスのポットになみなみ作り、これをパソコンの脇まで持って行ってカップに移し替えつつのどを潤し、脳ミソの回転を後押ししたものだった。
今も続けているが、さて、どこまで続けるか…続くのか…
どこで気付け薬にバトンタッチするか、あるいはしないのか…
まだ何も決めていないが、わがことながらどうなるのだろうと興味があると言えばあるし、どうでもいいと思えばそうとも思う。
えぇぃ、どっちなんだ!とイラつくのもバカらしい話ではあるけれど…
近所の散歩道にあるお稲荷さんの祠のある土手一面にツルボの花園が出現していた♪
毎年この場所にチラホラとツルボが咲くのは記憶にあったが、いきなり一面に広がっているのでいささかビックリ
どういう風の吹き回しか
自然界と言うものは時として人智の遠く及ばないことをしてくれる
しかも、今年は少し開花時期が早いんじゃないかとも…
それにしたって…
雑草扱いの割には奇麗な花だと思う
いつまで楽しめるだろうか…
バラの花も好きだけれど、こういうのも好きだなぁ♪