わずか4本ばかりだが、2階のベランダのプランターでナスを育てている。
5月の連休明けに苗を買って来て以来、毎日とはいかないものの3、4日に1本とか2本を収穫し、その都度焼いたりマーボーナスなどに使ったり重宝してきた。
夏場に入っても元気いっぱい実をつけていたのだが、秋ナスに備えるため、8月の初めにせん定をして枝葉を切り詰める作業をした。
収穫はいったん途切れるが、「嫁に食わすな」と言われるくらい美味しい秋ナスを実らせるためならガマンガマンというわけである。
その切り詰めた枝葉も随分伸びてきて、いよいよ秋ナスがポツリポツリと枝葉の間にぶら下がっている姿が見え始め、浮き浮きしながら朝晩の水やりを続けていたところ…
長ナスが成る株の、だいぶ大きくなってきた実にどこか違和感!があるのに気付く。
葉をかき分けてよくよく注意して見てみると、15,6cmに伸びた細身の実の反対側の影になった部分が何者かに奇麗にかじられ、中の白い実がぱっくりとのぞいていた。
何てこった! 誰の仕業だっ!
最初は悪食のヒヨドリとか、山の神はカラスじゃないのと言うが、鳥のくちばしが柔らかな実の部分ならいざ知らず、ナスの皮を奇麗に食いちぎっていけるものなのかどうか、疑問だった。
それくらい皮の部分もきれいな弧を描いて食べられていたのだった。
真犯人を突き止められないまま、数日が過ぎた。
ある朝、ブログを書き終え、何気なくベランダに目をやると、ベランダの手すりの上を朝の光を斜めから浴びて悠然と歩くタイワンリスの姿を捉えた。
ハハァ~ン、そうかっ、真犯人はタイワンリスだったかと合点がいった。
あいつだったら皮も上手に食べるだろう。
飛び出して行ったが、奴の動きは素早い。
カツラの木に飛び移るや否や何処かに姿をくらました。
そして数日経った昨日、別の株のナスが最初の被害同様、片側だけが同様にきれいにかじられているのに気付く。
おのれっ!一度ならず二度までも…
網などで株を覆って防御しようと思うが、それだけでは気が済まない。
株のそばにネズミ用の毒団子でも置くか、それとも強烈なトリモチでも買って来てプランターのヘリに塗り付け、手足を掛けた途端、動けないようにしてやるとか…
森や林に留まっているならいざ知らず、住宅地に中にまで現れ、我が物顔で振る舞おうとする魂胆が許せない!
一度、夏ミカンが皮だけ残して見の部分だけきれいにえぐられて食べられたことがあったが、被害はその一度きりだったため、忘れていた。
しかし、ずうずうしくも2階のベランダにまで姿を見せるとは不届き千万。
それ相応の罰を受けてもらわなくてはならぬ!
仲良く2本が成長を続けている秋ナス♪
それが…
おのれっ…