国立新美術館を出て少し歩いた六本木交差点から乗った都営バスは溜池や虎ノ門と言った懐かしい地名の街並みを通り抜け、新橋駅北口に到着した。
新橋から銀座通りを歩いて目的地に向かうのも選択肢の一つだが、ここまでよく歩いたし、この先もまだ歩くので一駅だけJR線に乗ることにした。
先に到着したブルーの帯の京浜東北線の電車を有楽町駅で降り、ビッグカメラの前を通り過ぎて目的地方面に歩き出す。
空にはまだ明るさが残っているが日は既に沈んでいて、林立するビル群の谷間のような道路では照明がひときわ輝きを増しつつあった。
そして1本手前の道路を歩いていることに気付き、直近の角を曲がると、街路樹がイルミネーションに飾られて明るく光り輝いている丸の内仲通りに出た♪
もうすでに若いカップルを中心に大勢の人影がシルエットになって浮かび、はるか先の道路までごった返しているのが分かった。
今回の上京で美術館の絵画展を覗くことはボクの第一の目的だったが、一緒についてきた山の神は「せっかくだから久しぶりに外苑のイチョウ並木が見たい」「丸の内のイルミネーションもしばらく見ていない」とリクエストするものだから、オプションに加えたのだった。

空にはまだ残光が残っていたが、地上のイルミネーションは既に輝きを増していた

この界隈には内外のブランド物のオシャレな店がひしめいていて、この店の前では大きなサンタクロースの置物の前で小さな男の子が父親と一緒に笑顔でポーズを決めていた

何やら嬉しそうに店から出てくるカップルがいる

ポールスミスのショーウインド

ブランド品てやつにはほとんど縁がなかったなぁ…

目的地

谷底の輝き?……って感じ

今シーズンから新たに寝っ転がれるベンチが設置されている
イルミと高層ビルを一緒の写真に収めようとしてそっくり返り過ぎて転倒し、後頭部を打って気を失う若者が続出したため、事故を未然に防ごうと導入されたらしい……うっそぴょ~ん

黄葉がイルミに負けじと輝く

残光がすっかり影を潜めるとイルミがいよいよ輝きを増していく

「寒い」という予報だったが、風も無く、さほど寒さは感じなかった

そして行幸通りへ

お目当てはライトアップされた世界の東京駅♪

昼間見ても堂々として落ち着いた佇まいと気品にあふれた美しさは天下一品だが、夜空の下でライトに照らされた姿はゴージャスそのもの

…と、人混みの中に囲いがあり、何と小さなスケートリンクが現れた

右端の女の子はまだ3歳くらいだが、ヨチヨチながら転びもせず、歩くように滑っているのにはびっくり
あの子の名前は「朝田麻於」に違いない

駅前にも大勢の人の姿が…

高層ビル群の家来どもを従えて威風堂々

高層ビル群は東京駅の引き立て役だな

南口ドーム

う~ん まんだむ♪