休みをたっぷり楽しんだはずなのに「もう学校始まっちゃうのかぁ」と感じる、新学期を前にした子供のように、昨夜からなんだか少し憂鬱で、気が滅入る気分だった。
ただし朝は目覚まし代わりに鳴らしているラジオのNHKニュースに反応し、パチンと4:00に目覚めた。
わずか3分間のニュースが流したのは関東地方で焼死を伴う火事が2件あって2人が亡くなった事、ロシアの日本担当外務次官が日本の対ロ敵視政策と軍備強化の動きに「それなりの対応を取る」と強調したことの3項目だった。
所詮ニュースとはこんなものなのだろうが、年明け早々から物騒な話題ばかりだ。
今年は無理だろうと言っていた四国に暮らす姫の一家4人が、急きょ、抗原検査のシロ結果を通行手形に30日から年末年始を過ごしにやって来た。
これに隣町に暮らす若の一家3人も加わって30,31,1日の3晩続けて連続夜更かしの大宴会を繰り広げた。
いとこ同士の小2の若と小1の妹君は気が合うらしく、いつもくっついてじゃれ合い、挙句は2人で風呂に入ったきり小1時間も大騒ぎして素っ裸の付き合いを堪能しきって超ご満悦だった。
昨年は大晦日に海の彼方に沈む夕日を見に行った姫と2人きりの時間が取れなかったのは残念だったが、そこそこには近況を話してもらった。
生徒会の役員選挙に立候補して7人のメンバーに選ばれたのは知っていたが、役職は会長、副会長、書記の三役ではなくその他の役員で、学級委員長も務めることになったそうだ。
選挙運動は2週間あったそうで、毎朝校門にたすきをかけて立ち「やりたいこと」を登校してくる生徒に訴えたのだという。
何を訴えたのか聞くと「学年ごとに交流するだけでなく、学年を超えたタテの結びつき・交流が生まれるような学校にしたい」という主張をしたそうだ。
なるほどと思う。
テニス部で部活に打ち込み、受験を控えた3年生では生徒会活動まで加わる…、どこにそんなパワーが秘められているのかと驚くばかりだが、これで成績もいいのだという。
英語の試験では「2度も100点満点を取ったんだよ♪」とニコニコ顔で言うし、母親に言わせると「計画的に勉強しているから期末試験の前の日など、サッサと寝ちゃうのよ」と言っていた。
大したもんだと思う。
思い返せばボクも試験の前日はさっさと寝てしまうことが多かった気がするが、それは行き当たりばったりで、しかも「今さらジタバタしても…」という、あきらめと半ば投げやりな気持ちからだったので、姫には感心することしきりである。
だれのDNAを受け継いだんだろう。少なくともボクのDNAじゃないな…と思う。
中学に上がる時ボクに約束した「文武両道で頑張ります」を実践していることが素晴らしい。
以上、元旦の富士山(いずれも近所の高台から)