風がなかったので落ちてくる雪はただヒラヒラと舞い散るように音もなく降り続いた。
朝ごはんの時、世話をしてくれた中居さん役の老婆が「今朝は寒いですよ、卒業式の頃になると決まって雪が降るんですよ」と言うのが印象的だった。
よく見ると雪のつぶは小さくしまっているようで、俗に言う春先に降るボタン雪のような淡雪ではないことを伺わせている。
淡雪でないとすれnば、さしずめ名残の雪ということになるのだろうか。
それにしても、山形県内の山道の脇で自生しているネコヤナギの膨らんだ芽を見たり、春の訪れというものを実感してきていたのだが秋田県の内陸に位置する湯沢市の周辺はまだ深い雪の底にあり、それでも飽き足らずに名残の雪が降り続いているのだった。
道路脇には2メートルを超える雪の壁がまだ残る
「小安大噴湯」というところに来てみれば、河原の一角か噴き出す蒸気の近くへは雪に阻まれて近づくこともできず、橋の上から50〜60メートル?下の谷底を覗き込むだけ
寒さに凍えはしたが、湯沢はかの稲庭うどんの故郷で、鴨せいろうどんをツルツルたぐって喉ごしの良さを本場中の本場で味わうことができたのだった
山形市内の友人宅に戻り、最後の晩餐に供された酒の数々は飲兵衛垂涎の「十四代」に「絹」の大吟醸!それとドブロク
こういう美酒を前に飲み過ぎるのも当たり前で、今朝は酔眼もうろう状態の中でこのブログを書いているので、これ以上はもう限界。
この旅の続編はまた改めて書きとうござりまする。
ではもう一眠り。おやすみなさい💤
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