太陽の光を浴びたのがいつの事だったか、定かには思い出せない。
それくらい分厚い雲が空をどんよりと覆い、降る雨は時に向こうの山が霞んでしまって見えなくなるほどに激しい。
健気に咲いていた何種類かのバラの二番花も、さすがにこれほどまでに強い雨に打たれ続けては散り急ぐしかないようで、何とも切ない。
そして何より…
この時期はバラにとって宿命的な黒点病やうどん粉病が蔓延しやすい季節で、油断すると去年のわが庭のバラたちのように、両方の病気にかかって樹勢を弱らせかねない。
これに懲りた今年は先月下旬からオーガニックの予防剤を水で薄めた希釈液を梅雨に入る前から噴霧しているのだが、まだ3回しか散布していない段階でこの長雨である。
まさか雨の中を撒いても希釈液が流れてしまうだけで、効果は期待できないので雨が止むのを待つしかないが、いつになる事やら…
メーカーは3~4日おきに散布すると効果的と推奨するが、そんなに頻繁に出来っこなく、せいぜい1週間に1度は…と思っているのだが、それさえ出来かねているのが現状である。
双方の病原菌にとってはまさにこうした止み間もなく雨が降り続く気象条件こそ、病原菌繁殖の好機なので指をくわえたままでいたくはないのだが、どうしようもない。
せめて3日に一度くらいの梅雨の晴れ間…それが贅沢と言うなら、曇り空でもいいから降らない日を作ってくれんかね、と切に思う。
ひょっとして今日がそういう日であってくれるといいのだが…
ネットで当地のピンポイント予報を確かめると午前3時~5時と正午~2時の間に晴れマークが付いている♪
しかし、4時に起きた段階では全天雲で覆われ、晴れ間の「は」の字の気配すら見当たらず、今にも降り出しそうな雲行きである。
やれやれだ…
ある晴れた日の鎌倉長谷の光則寺
あまり見かけない二重の衣をまとった白いホタルブクロが咲いていた
初めて出会った♪
衣の内側は細かな水玉模様になっていて、なんだかとてもオシャレでチャーミング♪
わが家の庭にも欲しいな…
境内のあちこちでハナショウブがスックと天に向かって背筋を伸ばし、花を咲かせている
コウホネも咲いている
今日のネジバナ♪
雨続きの中、2本目も咲き出した
どんよりした梅雨空を吹き飛ばし、しばし忘れさせてくれる花の色合いがオシャレでさわやか♪
一丁前にランに似た花を咲かせる愛い奴ら♪