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平方録

ドン・キホーテ 見参

ここ2、3日、夜中に目が覚める。
一旦寝床に入りさえすればすぐに寝入ることができ、大抵は明け方に一度トイレに行く以外はぐっすり眠れるのが得意技と言ってもよかった。
それがそんな状態だから調子が狂う。
理由は簡単で、寒いのだ。
寒くて目が覚める。
毛布でも足せばいいのだが、何せ寝ているのだからそんなことは面倒で、「う~さぶっ」と頭の中で叫びながら、布団の中で身体を丸めて何とかやり過ごす。
そんなことを一晩の間で何度か繰り返していると、そのうち起床時間の午前4時になるという寸法である。
サッカーW杯のクロアチア戦でPK負けした後もそうだった。
興奮が治まらずなかなか寝付けなかったのだが、気がつくと何度も寒くて目が覚めた。
はっきり言ってこれは完全な安眠妨害で、負けた悔しさと寝不足とで散々な目に遭ったと言っていい。
 
それが、今朝はぐっすり眠れた♪
昨夜に懲りて、薄い毛布を1枚足したのだ。
何とも単純なことだが、真冬だって薄っぺらな掛け布団1枚で過ごしてきたのに、なんだかヤキが回ったようだ。
早い話が、寒いと感じる理由はただ一つ。
それは自家発電能力の機能低下だと思う。
つまり基礎代謝が低下して、自分自身が発散する熱量が低下してしまっているのだ。
ここで言う「低下」は、言い換えれば「劣化」の事である。
つまり黄昏時を迎えつつあるニンゲンの「ヤレヤレ度」の上昇ということでもあるのだ。
下がったり上がったりご苦労なことだが、これがローカと言うものらしい。
2、3年前ならベッドにもぐりこんだ直後から布団の中は暑いくらいにポッカポカ状態になり、時には布団を蹴とばしたくなるくらいだったのに…である。
 
今年は季節の進み方が早く、寒くなるのが例年より早いと言ってもまだ12月の初旬だし、こんな思いをするとは思いもしなかった。
寝室は寝るだけなので特に暖房はしていないし、深夜から明け方は確かに冷える。
しかしそれは今までだって同じで、気象条件はたいして変わっていないのだから、基礎代謝能力の劣化による自家発電能力の低下が際立つわけだ。
ローカに抗って基礎代謝を上げなければいけない。
そのためには運動をして体を動かし、食べたものを燃焼しやすくしてエネルギーに変える燃焼効率の良い体を維持する必要がある。
最近、パトロールも怠りがちだし、ちょっと反省しなければ…
 
忍び寄る寒さとローカと言う現実に立ち向かおうとするドン・キホーテってところか。
ヤレヤレ…
 
 
庭の「ブラッシングアイスバーグ」

コメント一覧

平方録
いやっ、ここはなんとか基礎代謝を盛り返し、熱量豊かなジジイにならねば…
そう決意しておりますっ!
アミ
(⌒▽⌒)アハハ!🌞
ローカとドン・キホーテ。
まさに「字」が己の葛藤を示されていますね!
ここは単純に、お布団で調節しましょう…。
今年の冬は、なんだか、異常に寒そうな気がします。
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