晴れてはいたが北東の風が切れるように冷たく、庭に出るのはどうかなと思った。
しかし、月曜日以降は大寒波がやってきそうだというので、そうなるとバラのせん定どころではなくなる。
それでせめて、枝を切り詰めることぐらいはしておこうかと、いつもの服装に加えてウインドブレーカーの下にセーターを着こみ、ネックウォーマーをして庭に出る。
幸いなことに、最後に残った地植えのバラが植わっている一帯は家が北東の風を遮ってくれるので、思いがけず日だまり状態になっていて、何の苦もなかった♪
この一帯は去年の梅雨時以降の天候不順で黒点病が出て、夏を過ぎて通常なら秋バラが咲くころには葉が落ちてしまったり、散々だったのだ。
黒点病の出た葉っぱが散ったら、病原菌が土に残らないようにすぐに取り除くのが基本なのだが、手を抜いて放置してしまっていた。
冬になっても「ちょうどいいマルチングじゃん」くらいに思って、そのまま放置を続けていた。
そんなの良い訳ないのだが…
それで、作業はまずこのわくらばの除去から始めた。
何と一番大きなゴミ袋がいっぱいになるほどの量で、我ながら呆れたが、後の祭りだ。
新芽が吹き出したら早々に黒点病に苦しめられるに違いない。
ヤレヤレだが、オーガニックの防除液である「菌の墨汁ローゼス」とうどんこ病対策に効果のある「有機100%液肥」を混ぜてしのぐしかない。
その間にはつぼみに穴をあける憎っくきクロケシツブチョッキリの被害も防がなければならない。
こいつはツボミや新芽の根元の茎に穴をあけて中の水分や養分を吸い取るため、ツボミに直接の被害は無くても、クタッとさせられ、やがて枯らしてしまう。
ふざけた名前といい、捕まえようとするとポロっと指の間をすり抜けて地面に落ちて姿が分からなくなる逃げ方といい、実にナメ切った奴なのである。
結局、想像を超えた日だまり状態の中で寒い思いをすることなく作業ははかどり、寒肥くべも滞りなく終わらせたのは午後1時少し前である。
10時に始めたので3時間足らずで終えることができた♪
これでわが家のバラの養生作業はすべて終わった。
あとは病害虫と戦いつつ、初夏の開花を楽しみに待つばかりである♪
今朝4時のNHKニュースに先立って流れる全国の天気予報によると、大阪辺りまでの西の各地は「雪」ばかりだった。
東京地方は「一日曇り」だそうだが、ネットで調べてみると24日も南関東のわが町のポイント予報を見る限り雪マークは無い。
予報通り降らないでもらいたいものだ。
ただし、25日の予報は最高気温4℃、最低気温に至っては-4℃!と信じられない寒さである。
翌日はちょっと緩んで最高気温は8℃まで上がるが、最低気温は-2℃と依然として氷点下だ。
自慢じゃないが、ボクには耐寒性ってものが全く無いか、あったとしても名ばかりの貧弱なもののような気がするのだ。
まったくありがたくない寒波予報である。
開いたばかりのブラッシングアイスバーグを2輪だけ切りバラにして家の中に飾り、全体をきれいさっぱり切り戻し、寒肥をたっぷりくべて作業はすべて完了した♪