月に一度の句会の日。
猛暑で中断していた吟行を復活させ、大船フラワーセンターで催した。
台風17号が関東に接近中とかで風が強かったが、雨にも降られず、時折日差しがのぞくまずまずの天気に恵まれる。
吟行というものは不思議なもので、目に入るものは手あたり次第に句になりそうで、五感を研ぎ澄まして歩く先から様々なものが"題材"として目に飛び込んでくるが、これがまた句になった途端、あぶくのように消えて行ってしまう。
まぁ、その程度の句なのだといってしまえばそれまでなのだが、バショウさんはどうだったんだろうか、ちょっと気になるところだ。
大御所中の大御所を引き合いに出そうなんざぁ天に唾するにも等しい行為だが、気になるものは気になる。
まっ、これ以上の深追いはやめて、以下に恥ずかしながらわが提出句。
兼題は「銀杏」(ぎんなん)。
名月や一夜明けても西の空
名月や見上げる人は岩にされ
脂乗るやせっぽちでも秋刀魚なり
一粒の銀杏嬉し土瓶蒸し
秋風やお化けカボチャに喜ぶ子
芝生の上にはこんな具合に
お化けカボチャが大量に転がっておりました
たとえ転んで頭をぶつけても痛くはなさそう
ん?…♬あのぉ~木 何の木…
気になる木ぃ~
実らしきものもたくさんぶら下がっている…
いがぐりのような、松ぼっくりのような…
花にも見える実が鈴なりにぶら下がっている
漢字で書くと「旱蓮木」と書くそうだ ボクは来年です
フラワーセンターだから花はあちこちに咲いているが…
ボクはこういうところの方が好きだな
ガマの穂は秋の景色の典型の一つでせう
服にくっつくアメリカセンダングサと花火のような…
この1枚がこの日のベストショットかな♪