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平方録

‶自主的閉門蟄居〟状態に入れり

昨日の某全国紙の「Go To 一時停止 首相表明」という1面トップ記事に添えられた写真を見て山の神がのけぞっていた。

丹塗りの鳥居を遠景に一直線に伸びる道路を埋め尽くす人の頭を捕えた写真。
もちろん望遠レンズで引っ張って撮影すると、対象物が隙間なく重なり合って写るから人混みを撮影するために良く使われる手法ではある。
「観光客で混雑する小町通り」=21日午後0時54分撮影、神奈川県鎌倉市 という写真説明が添えられている。
小町通りはJR鎌倉駅の改札を抜けてすぐ左手方向に伸びている飲食店や土産物やが立ち並び、そのまま進めば鶴岡八幡宮にゆき当たる観光客サマ専用のような道路なのだ。
だから別に3連休でなくとも、気候の良い季節なら土日はいつだってこの道路は人でぎっしり埋まってしまう。

ところが、3月から夏ころにかけての小町通は「ん ?!」と思えるくらいに人が消え、遠くまでよぉっく見通せる道路になってしまっていた。
今はあの頃よりもコロナに感染する患者数は格段に増えているというのに鎌倉に限らず、京都だってどこだって観光地とされるところは人であふれかえっているのを見ると、ほとほと呆れる。
開いた口が塞がらないくらいあきれ果てる。わが同胞ヨ、どうしても出かけたいって言うなら、せめて「今は無名の観光地」を探し出してそこに行くべし。
一工夫ってのは人生の味わいに深みと新鮮さと、諸々をもたらしてくれるのに…

毎日が日曜日という身分もあるが、土日は言わずもがな、3連休ともなればボクは‶自主的閉門蟄居〟の状態に入って家でじっとしている。
昨日も一昨日も庭仕事で日がな一日を過ごした。
パンジーの成長が早く、タネを蒔いてたった2か月で花を咲かせてしまうほどだから定植しても一向に差し支えない。
木枯しに震えながらの庭作業よりも小春日和のような日中の暖かな日差しを浴びながらの方がずっと精神状態に良いに決まっている。
立ったり座ったり、腰を屈めたり重いものを持ったり…、経年劣化が著しい腰は悲鳴を上げかけているが、風呂上りに医者が処方するロキソニンの湿布薬を張り、一晩明けたらだいぶ軽くなっている。

3日目の今日も、観光客のくるはずのない近所の尾根道辺りを散歩する程度で残りの庭作業に精を出そうと思っている。
何せチューリップの球根だってまだ植えていない。
これ以上もたもたしていると芽が出てきてしまう。
昨夕は豚しゃぶでエネルギー補給を行ったから状態は悪くないぞ。もうひと踏ん張りと行きたい ♪

見出し写真は庭の「ブラッシングアイスバーグ」で、この紅の濃い花は「バーガンディーアイスバーグ」
この2種類も今年の夏の暑さでダメージを被って秋バラが遅れていたが、ようやく咲き出してホッとしている ♪
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