藤井聡太王位 VS 豊島将之九段
お~いお茶杯第63期王位戦第三局から
藤井王位は豊島九段との王位戦だけでなく、永瀬王座との棋聖戦でも第一局を落した。
豊島九段や永瀬王座の将棋の出来がよかったのか、藤井(王位&棋聖)の将棋が不出来だったかは、将棋のAIを手元におかず、縁台将棋の人間として気楽にプロの将棋を楽しむ者には当然というか、理解が及ばない。
しかし、対局の様子をプロの解説を聞いたりしながら、自分本位を含めた総合的な判断では、タイトルの防衛戦になる藤井(王位&棋聖)はもうひとつ乗りがよくなく、挑戦者である豊島九段と永瀬王座の両者は意欲的に戦いを準備して対局に臨んで来ているように感じた。
基本、藤井(王位&棋聖)は対局相手の注文に沿った戦い方をする。
両者との第一局も注文に応じて戦い、結果は両対局とも敗北に至った。
全体を通して攻めが重く勝ち味の乏しい将棋に終始した将棋に感じられた。
攻めが重く見えても手数の応酬でいつの間にか、視野が開けてる藤井将棋の特有さもあまり感じなかった。
しかし、王位戦第三局では、後手番を持って戦い、
先手に対し、後手はどう見ても攻めが遅れているように見えたのに、5九角打ちから4八銀打ちの強引な攻めには驚かされた。
重く見えてた5九角打ちから4八銀打ちに豊島九段は考えに沈んでしまったからである。
後手玉は先手が5九角と4八銀の対応に追われるうち、いつの間にか2二の安全域に玉を逃げ込んでいる。
そこから数手進むと豊島玉は上部から圧迫されて、見る見る受けのない形に追い込まれてしまった。
この日の藤井王位の勝ち方を見て、タイトル戦が始まった頃、藤井(王位&棋聖)は決して本調子ではなかった。
将棋のコンディションもよくない上、防衛戦という(雰囲気のプレッシャー)に、藤井(王位&棋聖)は呑み込まれていた(?)、との思いもしたのだった。
この勝ちっぷりを見る限り、”タイトル防衛”のプレッシャーも克服したのであろう。
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