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韓国ドラマ「30だけど17です」(連載14)
「30だけど17です」第2話(美しい縁)③
☆主なキャスト&登場人物
○シン・ヘソン➡(ウ・ソリ)
○ヤン・セジョン➡(コン・ウジン)
○アン・ヒュソプ➡(ユ・チャン)
○イエ・ジウォン➡(ジェニファー(ファン・ミジョン)
○チョ・ヒョンシク➡(ハン・ドクス)
○チョン・ユジン➡(カン・ヒス)
○ユン・ソヌ➡(キム・ヒョンテ)
★★★
自分の家を探して通りかかったウ・ソリも現れて足を止めた。
「早く消えな」
リアンはウジンの頭を叩いた。
「この変態!」
「変態?」
ソリは驚く。
リアンは後ろからコートの襟をつかんだ。
「立ちなさいよ」
引っ張って押され、ウジンは地面に伏した。
そこへあわてて女が駆け寄ってくる。
「ちょっと、やめて―誤解よ」
女は掴みかかろうとしてるリアンの腕を取った。ウジンから引き離した。
女はウジンの仕事仲間、カン・ヒスだった。
「待って。この人は変態じゃないの」
振り向いたリアンに説明する。
「いわば…職業病なんです」
起き上がったウジンは2人のやりとりに構わず、また寸法取りを始めた。
「変態じゃない。もう許せない」
ヤンキーなリアンは髪を後ろで束ねた。ウジンにかかって行こうとする。
「おい、この変態野郎!」
「待って、興奮しないで。誤解だと言ってるでしょ」
2人がやりあってるのをウジンは見もしない。リアンのカーラーを頭に付けたままそこから立ち去った。
★★★
事務所にウジンを連れてきたカン・ヒスは苛立ちを抑えてアドバイスした。
「”僕は舞台デザイナーだ。サイズを測るくせがある”と謝ればいいじゃない。”変態”と言われっぱなしで悔しくないの?」
「悔しいとは…思わない」
「ちょっと!」
ヒスは呆れる。
髪に絡んでいるカーラーをつかみ取る。
「まだこんな物を。気づきなさいよ。いつまで付けてるの」
「…」
「他人様からとやかく言われないように身なりを整えなさいな…ねえ、聞いてるの?」
ウジンはそばでがなり立てるヒスを振り向いた。
「そんな大声だ。聞こえてない方がおかしいだろ」
ヒスはため息をつく。あらぬ方に目をやる。
「私がひとりで疲れるだけね」
ヒスは書類を手にした。
「それはそれとして、明日から働いてちょうだい。去年のが好評で依頼が来てる」
ウジンの前に持ち出した。
「依頼内容よ。目を通して」
「買ったのか?」
「えっ?」
ウジンが見つめている用具に気づいてヒスは頷く。
「立ち寄ったアンティーク市場で一目ぼれして…」
ウジンはさっそくサイズを測りだす。
ヒスはウジンを睨みつけた。
「ぶっとばすわよ…!」
ウジンは立ち上がる。
「その前に逃げるよ」
いそいそ出ていくウジンをヒスの言葉が追いかける。
「明日から出勤しなさい。いいわね」
「…」
「髭を剃らないと~、全部抜いてやるからね」
ウジンは再び街中に出た。
ウ・ソリは少しずつ自分の住んでいた家に近づいていた。
「このあたりのはずだけど、ずいぶん変わったな…」
そこからさらに歩いたところでソリは元気づく。
「あった。家だわ」
駆け出そうとして急に疲れを覚える。ハアハア息を切らす。
しかし、壁や垂れ下がった蔦の感触に懐かしさを刺激されながら玄関に向かう。
息せき切って玄関にたどり着いた。インターホンを押した。
「どなたですか?」
聴き慣れない女性の声に戸惑いながらソリは問いかける。
「この家の者です。叔父さんに会いに…」
手をかけると外玄関は開いた。ソリはドアを押して中に入っていく。
中庭を進み、内玄関の前に立った。
「叔父さん…」
呼びかけると中からドアは開いた。家政婦が応接に出てきた。
見慣れぬ顔にソリは後ずさりした。
「30だけど17です」第2話(美しい縁)③
☆主なキャスト&登場人物
○シン・ヘソン➡(ウ・ソリ)
○ヤン・セジョン➡(コン・ウジン)
○アン・ヒュソプ➡(ユ・チャン)
○イエ・ジウォン➡(ジェニファー(ファン・ミジョン)
○チョ・ヒョンシク➡(ハン・ドクス)
○チョン・ユジン➡(カン・ヒス)
○ユン・ソヌ➡(キム・ヒョンテ)
★★★
自分の家を探して通りかかったウ・ソリも現れて足を止めた。
「早く消えな」
リアンはウジンの頭を叩いた。
「この変態!」
「変態?」
ソリは驚く。
リアンは後ろからコートの襟をつかんだ。
「立ちなさいよ」
引っ張って押され、ウジンは地面に伏した。
そこへあわてて女が駆け寄ってくる。
「ちょっと、やめて―誤解よ」
女は掴みかかろうとしてるリアンの腕を取った。ウジンから引き離した。
女はウジンの仕事仲間、カン・ヒスだった。
「待って。この人は変態じゃないの」
振り向いたリアンに説明する。
「いわば…職業病なんです」
起き上がったウジンは2人のやりとりに構わず、また寸法取りを始めた。
「変態じゃない。もう許せない」
ヤンキーなリアンは髪を後ろで束ねた。ウジンにかかって行こうとする。
「おい、この変態野郎!」
「待って、興奮しないで。誤解だと言ってるでしょ」
2人がやりあってるのをウジンは見もしない。リアンのカーラーを頭に付けたままそこから立ち去った。
★★★
事務所にウジンを連れてきたカン・ヒスは苛立ちを抑えてアドバイスした。
「”僕は舞台デザイナーだ。サイズを測るくせがある”と謝ればいいじゃない。”変態”と言われっぱなしで悔しくないの?」
「悔しいとは…思わない」
「ちょっと!」
ヒスは呆れる。
髪に絡んでいるカーラーをつかみ取る。
「まだこんな物を。気づきなさいよ。いつまで付けてるの」
「…」
「他人様からとやかく言われないように身なりを整えなさいな…ねえ、聞いてるの?」
ウジンはそばでがなり立てるヒスを振り向いた。
「そんな大声だ。聞こえてない方がおかしいだろ」
ヒスはため息をつく。あらぬ方に目をやる。
「私がひとりで疲れるだけね」
ヒスは書類を手にした。
「それはそれとして、明日から働いてちょうだい。去年のが好評で依頼が来てる」
ウジンの前に持ち出した。
「依頼内容よ。目を通して」
「買ったのか?」
「えっ?」
ウジンが見つめている用具に気づいてヒスは頷く。
「立ち寄ったアンティーク市場で一目ぼれして…」
ウジンはさっそくサイズを測りだす。
ヒスはウジンを睨みつけた。
「ぶっとばすわよ…!」
ウジンは立ち上がる。
「その前に逃げるよ」
いそいそ出ていくウジンをヒスの言葉が追いかける。
「明日から出勤しなさい。いいわね」
「…」
「髭を剃らないと~、全部抜いてやるからね」
ウジンは再び街中に出た。
ウ・ソリは少しずつ自分の住んでいた家に近づいていた。
「このあたりのはずだけど、ずいぶん変わったな…」
そこからさらに歩いたところでソリは元気づく。
「あった。家だわ」
駆け出そうとして急に疲れを覚える。ハアハア息を切らす。
しかし、壁や垂れ下がった蔦の感触に懐かしさを刺激されながら玄関に向かう。
息せき切って玄関にたどり着いた。インターホンを押した。
「どなたですか?」
聴き慣れない女性の声に戸惑いながらソリは問いかける。
「この家の者です。叔父さんに会いに…」
手をかけると外玄関は開いた。ソリはドアを押して中に入っていく。
中庭を進み、内玄関の前に立った。
「叔父さん…」
呼びかけると中からドアは開いた。家政婦が応接に出てきた。
見慣れぬ顔にソリは後ずさりした。
ソリはお辞儀して切り出した。
「この家の者ですが、叔父さんは…」
「”得肇佳縁(トクチョがヨン)”」
「はあ~?」
「得る”得”、初めて”肇”、美しい”佳”、えにし”縁”」
「…?」
「美しい縁に初めて巡り会った―」
「えっ?」
「袖振り合うも他生の縁―」
「…」
「今の私の心情を四字熟語で表現したものです。初めまして」
「はあ…、ところであなたは?」
家政婦は頭を下げた。ソリも合わせる。
「今日から住み込みの家政婦です」
家政婦はソリに目を合わせる。
「あなたが来られることを叔父様から聞いております」
ソリは胸を叩いた。興奮して訊ねた。
「私の叔父さんから聞いてたんですか?」
ソリは天を仰いだ。安息の気分に満たされた。
「よかった~、私を捨てるはずないもの…」
家政婦はソリをじっと見て言った。
「もっとお若い方が来ると思っていました…」
ソリは額に手をやりはにかみを見せた。
「実は最近まで17歳だったんですが、急に30歳になって老けたんです」
両頬に手をあてがう。
「ああ~、暑さでお疲れのようですね。中へどうぞ」
ソリは家政婦の案内にしたがって中へ入った。