Blog ©ヒナ ─半径5メートルの毎日から見渡す世界

ラテンアメリカでの日々(1999〜)、さいたま市(2014〜北浦和:2021〜緑区)での日記を書いています。

そろそろお出かけしたいですね。

2021年11月13日 | 日本で暮らすなかでの日記
かつて研究室の後輩で、いまは自分の職場環境をセルフブラック化させている人がいるのですが、珍しく12月に彼に回ってくる共同研究の発表を、今日でオフラインでやるらしい。
 
たぶん、今出川通りの天一でこってりが食べたくなったんだと思う。
 
わたしもついていこうと思う。論文も終わってることだし。電車とか新幹線も乗りたいし。
 
嗚呼、羽田から熱海まで飛行機に乗ろうかな。
 
ものすごいワクワクする。
 
とうとう執筆エンジンにさらにニトロをチャージするかのごとく、ニンジンをぶら下げるようになった。
 
想像は膨らむ。
 
あのどろどろの白濁スープにチャーシューをちょっと贅沢してマシマシにして、シャキッとしたネギをクソほどブッ込んで、コリっというシナチクも足して、そこに真っ赤な辛い味噌をコテっと鉢のヘリにこすりつけ。
 
で二人で行くからには、贅沢に、もうボクらは貧乏院生ではないのだから、ぎょーざとかちゃーはんとかも頼んだりして。
 
で、僕も大瓶のビールをコップにいっぱいだけ注いだりして。
 
で、食べたあとには久しぶりに外に出て、タバコをぷかーーーーっと。
 
あぁ、美味しいんだろうなぁ。
 
今年の年越しはヴィエンチャンにしよう。決めた。
 
紅く染まるメコン川をみにいこう。
 
⇩こんな子供だましで、ボクの自粛モードでたまったストレスは発散しない。
 

ただの眠いネコ。

2021年11月07日 | さいたま市(緑区)を満喫する

借金してる読売に甲子園で。

で、「守乱で負けました」ってか。

開幕前からわかってるやん。


加湿器

2021年11月06日 | さいたま市(緑区)を満喫する
ホントにくだんない投稿で申し訳ないのですが、
加湿器、ありますよね。
あれ、結構水が気がついたらなくなってランプがついている時ありません?
(わたしのは、かなりお金を突っ込んだいいヤツなので、一時間あたりの放出水分がかなりあるので。眼が乾いていたくなります。眼科医が「少しお金を出した方が」といわれました)
で、満タンに水を汲んでボトルを刺し直すと、
「ゴボゴボゴボゴボ」って止めどなくいいません?
いつもあれを聞くと、サッカー部だったとき(わたしたちの世代は「水を飲んではいけない」という世代だったので)、休憩時間に、ポカリスエットの水筒がヘコみながらでも、一気にゴクゴグ飲んでたのを思いだすのです。
「いやぁ、いい飲みっぷりだ」、と。
わたしは育ち盛りの息子などを持ったことがないのでわかりませんが、毎日(同じですが)でっかい弁当を二つ持っていって、三時間目が終わってからと部活に行く前に食べておきながら、帰宅までおなかが減って持たずに、高校そばのイズミヤで年中「40円が特価で20円」のコロッケを5つ食べて、
それでも家に帰ってご飯を三杯くらい食べていたとき、
母親はわたしがいま加湿器を観ているような眼でわたしを見ていたのでしょうかね。
去年ならこの音を聞いたら、たぶん、つぎ我に返ったときには、スト酎を一本一気に飲み終えていたと思います。

でかけたいですね。

2021年10月30日 | さいたま市(緑区)を満喫する
そろそろコロナも収まってきたことかと思いますので、わたしは岩手県盛岡とか奥中山とか、滋賀県東近江市とかに行きたいです。
 
迷惑にならないですかね。
 
ちょっと新しいバイトをはじめたので、毎月PCR検査も受けてますし。
 
もちろんわたしの研究調査で行くのですが、ホントにほとんど丸2年、外出はおろか、去年の年末にこっちに引っ越してきてから、最寄りの浦和美園駅はほとんど毎日行っていますが、電車には五回ほどしか乗ったことがなく、もはや操車場に泊まっている電車をみるだけで、「カッコいいな」「乗りたいな」と。
 
もう、「アエロメヒコ51便メキシコシティ行き最終搭乗のご案内です」と「白金高輪行き各駅停車間もなく発車します」というアナウンスのどっちもピントが合うほど、わたしの「一眼」はF100くらいです。
 
困りました。
 
論文が仕上がりません。
 
これではもう、大宮駅くらいで興奮はレッドゾーンになりそうです。
 
こんな所もあると、今日知りました。滋賀県は米原です。
 
https://www.fashion-press.net/news/75848

おめでとうオリックス。涙が出るよ。

2021年10月27日 | さいたま市(緑区)を満喫する

そうか。

オリックス。

阪神大震災以来か。 おめでとう。

あたしのおばあちゃん家は、あの瓦解した阪神高速からそのまま鳴尾浜に直線引っ張ったところにあったから、ガレキのなかを、水道が止まったおばあちゃん家のお風呂に汲みに行くのに歩いたよ。

近所の酒蔵が井戸水を開放してて。

まいにちそこにポリタン両手にぶら下げて三階の西宮のおばーちゃん家までのぼったよ。

何回も何回も。

ご近所さんは「お孫さん、本当にエラいね。ヒデキちゃん、ありがとね」とかみんな褒めてくれたけど、あたしゃ、おばーちゃんの「ヒデキぃ。お水は貴重やけどベランダに置いてあるお正月用のビールやったらなんぼ飲んでもいいよ」といわれ、平日の朝からビールを飲んで飲んでもまわりから褒めちぎられるという、誰も何もかもが前向きだった西宮鳴尾浜の戦後引き揚げ者たちの貧乏公団マンションのコミュニティだったよ。

「いちろーーーーーーー」という地響きのような外野の音の塊が聞こえてくるよ。

よかった。オリックス。

つば九郎も、オリックスも今年は正真正銘の一位だと思うよ。

強かった。

すばらしい日本シリーズをみせてください。

今日はこれでも聴いてください。

日本通算打率「.315」という、「再来したバース」の一人でした。

トラではダメだったけどね。

これでも聴いてください。

トラを愛した一人の唄です。

世界から争いをなくすのは愛だと、この唄は気づかしてくれます。

youtube.com/watch?v=pQ-E8UcOSkg

嫌なことも、何もかもが前向きになれる。

歌ったら平和が訪れるとこの歌は教えてくれます。

😀


2022春公開『やがて海へと届く』

2021年10月27日 | さいたま市(緑区)を満喫する

おおっ。 わたし、この監督すきでして。

朝倉あきの演技に全財産単勝全額ベットした『四月の永い夢』がことのほか。

今年はもうたぶんこのままコロナは収まるだろうから(注)、後期が終われば速攻ラ米に行くので、帰国したときの楽しみが増えました。

😀

注:わたしの担当精神医は、とても博学で、医学から社会科学と越境してる例えば「オートポイエーシス」のシステム論とかもお好きなようです。

 だからいつもわたしの診察は、全然わたしのことではない話題で長引きます。

 その先生によると、コロナは「論理的には収まるようです」とのこと。自分でどんどん変異株を急速に作っていっているのだが、それはエラーを起こしているからであって、そして自分のシステムとしてそのエラーを修復することができていないので、いまのコロナ禍は収まる──とかいうのが、ナントカウィルス学会で言われたんですって。

 わたしは「どういった文献を読めばそのようなことが勉強できるのですか」と尋ねたのですが「もうテレビとかでも言われてますよ」と。

 わたしはいま後5日後に迫った締め切りの書いているものと、さいたま市緑区のことにもう三カ月もかかりっきりになっているので、知りませんでした。

 でも面白いと思った(ので確認したので間違っていないと思います)のは、

   今回コロナ禍が収まったとしても、それは人間のワクチン開発の医療技術が買ったのではなくって、コロナというウィルスのシステム的なプログラミングミスによるバグなワケで、だからいったん収まったとしても、それは別に、この先またいつ、ウィルスのシステム系において、こういう突然変異でのシステムが作動したら、また「新型コロナ」ができるか、それはまったく可能性としてはなにも人間は減じたのではない、ということでした。

https://bitters.co.jp/yagate/?fbclid=IwAR0GHyiAB4GrivoYXkR78vLhuch6OGztat5ZWjzqEHLiHm_5tEfphZGblDQ

 


マウスピース作成タイム

2021年10月27日 | 日本で暮らすなかでの日記
今日、歯医者さんで奥歯にかぶせものをしたのですが、「歯並びが悪すぎる」とのこと。
 
私も薄々わかってましたが、上下がカチンとあたる合わせ方が四パターンくらいあるんです。わたし。
 
「経年劣化でガタのきた蝶つがいみたいなものでしょうか」と尋ねたら「ハハハ♩」と。
 
ということで、歯型を型に取るマウスピースをすることになりました。「このままではどんどんまた歯がすり減っちゃうよ」らしんで。
 
ということで買ってきたマウスピースをご飯食べて歯もキレイキレイに磨いて、「さて作るとするか」と解説書を開けたのですが、これがもうかなりよくわからん。
 
でも昨今は、QRコードが載ってるんですよね。Youtubeの動画URLでした。もう何でもかんでもYoutubeですね。電気屋の店員の商品説明も、Youtube動画みながら説明されました。こないだ。
 
ということで、動画をみながら世界にひとつの私のこの、八重歯が両方ともそっぽ向いた歯形に合うマウスピース作成タイム。
 
「まずは商品を水で切れに洗って、80−90℃のお湯につけて、この原型を(デスマスクをとるみたいに)やわらかくします」とのこと。
 
そんな80−90℃とかいわれても。。。
 
ということで、スマートウォッチの体温計でやってみた。
 
スマートウォッチ、激怒して壊れる。
 
そりゃそうだ。
 
そこまで熱く燃える血など、わたしは持っていない。
 
ココロからつば九郎にオメデトウといえるくらい、すがすがしい負けっぷりをしたので気持ちがいいです。
 
😀

つば九郎。よかったね。

2021年10月27日 | 日本で暮らすなかでの日記
つば九郎。よかったね。
 
で、「8年目」
 
?!
 
ということであまりにもニュースを見たくないので過去を振り返った。
 
はじめに)Gはいらん。考えたくもない。
 
1)広島はついこの間、無敵だった。あんなポンコツだったゲッツー新井さんが活き活きと野球をまたされていた。
 
2)中日は落合長期政権で、無双だった。
 
3)横浜は大魔神がやはり大魔神で、負ける気がしなかった。
 あとアタシがラ米に人生を賭けて渡航する最後の甲子園で、ベロベロのなか、ただひたすらライトスタンドに打たれたHRを見上げた記憶しか無い。そのままその時持ち込んでいたサントリー・オールドの小瓶は、その後、アタシがどこかに行くときにウィスキーを詰めていく水筒と化した。コスタリカ行きの人生初めての飛行機にもコイツは同行してくれ、着いてスペ語が何も話せないまま契約したホームステイ先で、どうやら禁煙ということがわかり、そのまま半年、こっそり夜中にタバコを吸った灰皿になった。まさか27にもなって便所で隠れてタバコを吸うとは夢にも思っていなかった。
 
考察)してみるとおい。とら。
 たしかに星野さんの優勝はマジで魂が震えた。でもその後の日本シリーズで、なんやよーわからんクリーンナップがおわった6番だか7番で、しこたま城島がHR打っていた記憶しかない。あのバッティングの構えからはHRの映像しか連想しない。さらにはもっと後に、彼は阪神にきたが、ド頭で満塁弾を打ったくらいは「やはり」とアゲアゲになったものの、すぐにベンチで茶飲んでマッタリほっこりしている画しか思い浮かばなくなった。
 「おーん」と呟きながら必ず一点を取らなアカンときには確実に取る野球のできる岡田時代は、期待した通りちゃんと優勝(2005)してくれたが(アタシは来季は岡田さんがいいという意見である)、下剋上してきたロッテに4戦連敗という凄まじい負けっぷり。
 
してみるとなんだ。
 
わたしたちは「日本一不幸な」(チエちゃん)野球ファンか。
 
せめてもだ。
 
確実にコテンパンにGはイチコロに。
 
たのむぜ。
 
とにかく疲れる1年だった。
 
来季に再来するバースが楽しみだ。1986年から数えて何人目だろうか。
 
😀

昭和版、「うっさかったわ。オカン」

2021年10月24日 | さいたま市(緑区)を満喫する
「うっせぇわ」
 
ランキング。
 
第3位:「こんなん、こんな汚れたん、アンタ、アンタが使うときこんなんやったらどうや?」
→「そらイヤや」以外どーいえっちゅーねん。
 
第2位:「なんやほんならアンタ、コレ勝手に歩いてここまで来たっちゅーんか?」
→ドラえもんが現実でないことくらいはしってる。
 
第1位:「ほんならなんや、あんた死ねゆわれたら死ぬっちゅーんか?」
→それとこれとはレベルが違う。
 
三カ月前に引き受けた16000字。まだ手つかず。
 
締め切りまであと一週間。
 
まじでやばい。
 
😀

注文の多いピザ屋さん

2021年10月06日 | さいたま市(緑区)を満喫する
なんとじつは、
 
私がコンテンツとは似てるところなんぞひとつもなく、教養がなくて読んでないだけ(中一の時の現国の取りあげるテキストがこの話だっただけ)で、勝手に「注文が多いピザ屋さん」と寂しくポツンと建っているだけで一人名付けていた店が、とてもあちこちで取りあげられていたことに気付く。
 
ここは、
「ナカタもちょっとしたローカル雑誌の取材素材着眼力と写真撮影技術を備えているものだ」とポジティヴに捉えておきたい。
 
こんな記事を発見。
 
 
また、
 
さっき、わたしのスマホの「ローカルニュース」でもトップに。
 
・・・以前わたしもここで触れていたのではなかったっけ?
 
こんなところです。いくつか載せてた写真を再掲しておきます。
 

飛行機にのりたいなぁ

2021年10月03日 | 日本で暮らすなかでの日記
今日の夕暮れ、
 
雲一つない秋空に、次々と飛行機が飛んでいくのをずっと首が痛くなるのに見上げ続け、
 
「あぁ、飛行機に乗ってラテンアメリカに行きたいなぁ」
 
、と。
 
 
アタマには、
 
夜中に目覚めて、真っ暗の通路を最後尾まで行って、
 
カップラーメンとサンドウィッチをゲットしてご機嫌に席に戻ってお笑いの動画を声を押し殺しながら笑っている自分がいました。
 
でもよく考えると、方角的に、
 
羽田にINする航路としか考えられず。
 
ならば「あぁ、もう日本か。家までだるいなぁ。楽しかったなぁ。とにかく荷物を受け取って外に出たら、ペットボトルに仕込んだテキーラをやりながらNEXに乗ろう」
 
という、たいそうネガティヴな光景にかわって凹みました。
 
😀
 
あと、この直後です。
 
 
「カモも溺れかけることがあるのだ」と、初めて知りました。
 
あと、電車が全部勢揃いしていて、「ナントカ機動戦隊」みたいでチョーかっこよかったです。
 
 

お酒の秋

2021年10月02日 | 日本で暮らすなかでの日記
9月末〆の原稿がかなり理論的大技だったためでしょうか。
 
〆を耐えたものの頭がくるくるパーになるくらいクルクル回って困っております。
 
そんななか、これに酷く悩んでます。
 
「気分」とつけるからには、「そのような気持ち」になれる商品だよ、ということが言いたいのはまちがいないところで、
 
「お酒を飲んだかのような気分になれるノンアルコール飲料を飲んだような気分になる飲み物」って。。。
 
ならばこのような気分になれるというのであれば、
 
最初からお酒を飲めばいいだけの話ではないのでしょうか。
 
だから結論としては、「一周回ったりせずに素直にもっと安くで売っているストゼロなんぞを飲んで、正味気持ちよくなってゴキゲンな気分になった方がずっといいのでは」ということになるとおもいました。
 
こんなに何周も回さなくてもいいとは思います。
 
しかもこれ、カロリーもゼロなら、糖分もゼロです。ではいったい誰の何のためにこれは存在するのでしょうか。謎です。
 
「無」を「虚」にしてどうしようというのでしょうか。
 
存在論者か、実存主義論者か、精神分析学者か、記号論者か。
 
サルトル? キルケゴール? ラカン?あるいはジジェク? ソシュール?あるいはエーコ?
 
誰にたずねたらいいのでしょうか。
 
😀

本の紹介① ──池澤夏樹『マシアスギリの失脚』(新潮社)

2021年10月02日 | 日本で暮らすなかでの日記
ナカタの母親は、小学校の先生をしていたのですが、「中学校の先生と、高校の国語の先生の免許は持っている」と言っていました。
 
といまいえば、「あぁ、ナカタは親の影響でこげな生業を」と思われるかもしれません。
 
ですが、わたしが小学校2年の時に母親がクリスマスイブに、わたしの寝床においてくれたのは、『ドラえもん』の2巻と3巻でした。
 
「お父さんが毎日ラッシュの電車通勤が辛いと言っているからプライベート地下鉄を通してやろう」という親思いのドラえもんと、「ドラえもんが猫である」ということにたいそう感激したわたしは、
 
毎日毎日、「もう電気消して寝なさい」と言われても黄色い豆球ひとつで『ドラえもん』を枕元で呼んでいたために、途端に視力が暴落しました。
 
懲りりゃいいものを、「母親がセイユーに行くのについていけば『ドラえもん』が買ってもらえる」ということに味を占め、瞬く間に発売されている全巻を揃えました。
 
小学校のトモダチに、発売もされていない26巻かだかを「持っている」と嘘をついて、「読ませてくれ」「読んだら貸してやる」「いつになったら読むのだ」「まだ読んでない」「オマエは嘘ついたんちゃうんか」とバレてしまい、コスタ・リカに脱出する28歳まで飲みにいきゃことある毎に「今度『ドラえもん』の26巻もってこいよ」とイジられていました。
 
そんなワケで、わたしは本を読むのが大っ嫌いでした。
 
近所に住む同じ学校のイタガキ君なんかが、『西遊記』とか『三国志』とかを読んで、それはそれは教養を増していくのを、母親はその後たいそう嘆くことになります。
 
小学校の時の読書感想文なんかは、それはどえらい苦行で、わたしは「ウナギが海に出て旅をする」という物語を3回くらい使い回した記憶があります。
 
高校に入っても、ようやく文字を読みはじめて母親を少しは安心させはするものの、いつまでたっても『シャーロック・ホームズ』しか読む気になれなかったことに引けを感じたか、
 
でもやはり読書感想文があまりにも面倒くさかったので、図書室で絵本を探して『星の王子さま』でなんとか凌ごうと、完全おふざけ100%で、現代社会の矛盾となぞらえる裏読みをしたところそれがモノの見事に定年間近の先生が一周回って深読みしてくれてたいそうハマり、張り出しになりました。
 
こんなレベルで「これでいいのだ」と味を占めたものですから、国語なんて何が何だかサッパリです。古文や漢文に至ってはアラビア語の文字くらい宇宙人の暗号のようでした。
 
一方でy=2x+1みたいな字句に垂直に図形を回転させた体積の計算なんて、面倒くさいだけで何が難しいのかすら理解できませんでしたが。
 
ですので、結局一浪して満を持しても、二次の数学の問題は30秒くらいで一問目は見切ったものの、国語はセンター試験ですら120点としこたまの点数で、
 
わたしが単著をだした2013年、都内の私大が現代文の入試に使わせてくれと問題文を送ってきたのですが、漢字が全滅なのは言うに及ばず、最後の「著者がもっとも言いたかったものを次のア〜オの中からひとつ選びなさい」という問題に至っても、
 
イ・ウ・エのいずれもが「これは言いたかったこと」でして、結局60点くらいしか正解しませんでした。
 
このあとさらに「ベネッセ」がこの入試問題を気に入ったとかで、「さらに改良をして使いたいのだ」と仰ってこれまた問題文を送っていただきましたが、さらに難しくなっていて手に負えませんでした。
 
そんなわたしですが、やはり台風も去って秋ですので、「秋といえば鉄板は「読書の秋」」。
 
少しずつ味わいながら楽しめる本を紹介しようと思いました。池澤夏樹『マシアスギリの失脚』(新潮社)です。
 
19世紀初頭に多くの国が宗主国から独立し、19世紀後半には近代資本主義国家への発展の途上についたラテンアメリカでは、
 
当然20世紀を通じて米帝の「裏庭」にあったわけですから、そう簡単に国家資本主義経済が制約なしに展開できるはずがありません。
 
わたしがたいそうお世話になったグァテマラでいえば、エストラーダ・カブレラやホルヘ・ウビコ。いま書いている本の舞台にしているパラグアイでは、ラテンアメリカで最も長いだろうドイツ系移民のストロエスネルなんかがいました。
 
ということもあって、ラテンアメリカ文学には「独裁者小説」と言われるジャンルがあります。
 
たとえばグァテマラでしたら、ノーベル文学賞を取った小説家ミゲル・アンヘル・アストゥリアスが、そのカブレラに当て擦って『大統領閣下』を残しています。
 
ガルシア=マルケスやバルガス=リョサ、カルペンティエールなどなど、たくさんの世界的に有名な小説家たちがモチーフにしています。
 
『マシアスギリの失脚』もそれを意識しているかと。
 
いまチョコッとググったら、文庫版でも出ているので、(たぶん文庫本でも分厚いかと思いますが)マッタリと秋雨の音でも聴きながら、少しずつ読んでいくのは、たいそうオサレかと思います。
 
この物語のなかでも、カフカの小説によく出てくる「二人組」(二つ?)のように、ホモセクシュアルのカップルが「今日もたくさん話そう。このバーボンがなくなるまで」とかいった、もの凄く素敵なセリフが出てきます。
 
ハードカバー版の表紙がとても綺麗で、「ガチの純文学」みたいなコピーが紺色の帯に書いてあったと記憶しています。
 
池澤夏樹はもっと後にだした沖縄だかなんだかを舞台にした小説で、かなりエコ・脱成長主義の押し売りみたいなものを読まされかけたので、手に取ることをやめました。
 
「ここで取りあげるからには少しは大丈夫か」とググりかけましたが、なんかいろいろいわれてますね。
 
今回は池澤について深く述べませんが、個人的にはこの『マシアスギリの失脚』は、楽しんだ記憶があります。
 
今日、朝から、わたしがいま一番キレッキレだと思うひとりが関わっている畑に行ってきました。
 
秋ですね。
 
赤紫蘇の実をしこたまもらってきて、塩漬けにしようとしています。
 
 
わたしはこの「プチプチ」とした感触がとっても好きです。
 
沖縄料理屋さんでよくお目に掛かったことのある「海ぶどう」ってこんな感じだったかと思いますが、なんせいっつもベロベロだったのでよく覚えていません。
 
あと、なにげにマイナスイオンの善きカホリがする実をもらいました。
 
 
なんだか北米のピーナッツだとか教えてもらいましたが、名前は忘れてしまいました。もう健忘症であることすら忘れました。
 
とにかく「いくつかもらっていいですか?」とお願いしたのは「新築の家の匂いがする」というのが理由です。
 
『マシアスギリの失脚』で、独裁大統領であるマシアス・ギリは、毎日朝に、(南の日本ではない島の国なのですが特注で作らせた自宅の)檜風呂に入るのが習慣だ、という場面があります。
 
この実の匂いをかいだとき、この池澤の小説を思いだしました。
 
さっき綺麗に洗ったので、今日はこれを枕元に置いて寝ることにします。
 
😀

なんで瓜が落ちてんだ?

2021年09月30日 | さいたま市(緑区)を満喫する

近所をいつものチャリでブッ飛ばしてたら、こんなものを見つけました。

 

「!」

 

「?」

 

「あれっ。」

 

「落ちてんの、瓜じゃねーんか?!」

 

といったところでしょうか。

瓜をじっと見ていたら、手前の石像でしょうか。コイツも同じ理由で瓜を見ているのかと。

 

やっとうまい感じの写真を見つけました。

 

こんな感じでしょうか。

かろうじて月末締め、間に合いました。

自転車操業です。

😀

 

「猫振り返る」、ブログ『今日のさとる。』、28号(http://satoru-press.com/?p=9514、2021/09/30閲覧)より


中国の中秋の名月?

2021年09月21日 | 日本で暮らすなかでの日記

 むかしむかし、となりのラボに、シュウさんという中国からの留学生がいました。

 レッツゴー三匹の「三波春夫でございます」の人にソックリだったのですが、

 その二十何年前だかのこの日に、わたしのラボに顔をだしにきました。

 「ナカタさん、今日は忙しいですか?」

 「中国では中秋の名月の日には、みんな集まって、月を見ながら詩を読みます」

 ・・・なんと風情な。

 これはさぞかし貴重な経験になると、

 お邪魔させていただきました。

 部屋に入ると、みんなお酒を飲んでました。

 「ナカタさん。このキクラゲの炒め、ちゃんと黒酢で作りました」と。

 ・・・おい。シュウ。

 詩はどこにいった?

 

 なお、窓は閉まったままでした。

 

 😀

 

補記:

ちなみにわたしは、

JR車両は、関西の、

 │(_ _)│ 

みたいなヤツの方が好きです。