Blog ©ヒナ ─半径5メートルの毎日から見渡す世界

ラテンアメリカでの日々(1999〜)、さいたま市(2014〜北浦和:2021〜緑区)での日記を書いています。

長きにわたって未解決の日常に潜む諸問題①

2021年09月21日 | コロナ禍なので半径五メートルを楽しくしてやろう

 タイトルの通り、わたしがもうかれこれ何十年も、「なんでこれは技術進歩で便利になった世の中なのに解決しないのだ」と思っていることを挙げてみます。

 

  • 納豆のタレ

 共感が一番得られるかと思える悩みから。

 なぜ納豆って、かくも面倒くさいのでしょうか。タレの小袋、もうチット余裕を持たせられないかと思います。なんであんなパンパンなのか。

 確実に開封すると飛び出て手に付きます。洗わなければなりません。

 あと上に乗っかってるビニールも、なかなかのクセ者です。

 ただでさえネバネバしているのに、糸が切れずに三角コーナーへ収まってくれません。

 もちろん、某メーカーからはビニールも乗っておらず、上蓋をパカっつと割るとなかのタレが下に落ちるという、特許を取っていて当然と思われし商品があるのは知っています。

 ですが他にもやり方はあるかと思います。

 イオンなんか、「タレをはぶいた納豆」が3パック45円と格安で売られていますが、待ってましたです。

 

 冷蔵庫開けたら「濃縮4倍」のダシがあるわけですから、これをかければいいのです。

 でもこれでもビニールが邪魔です。

 剥がしても必ずマメの一個や二個はくっついております。三角コーナーに入れると匂いでオーラを出し続けますから、丁寧に食せねばなりません。

 開けて逆さにして箸でサクっとほじくりだしてかけたらおしまい、というのを開発して欲しいです。

 

 

  • ゼリーの開封

 なぜゼリーは、あんなにもパンパンに詰まっているのでしょうか。

 十中八九、製造の際に空気を入れずにパッケージングすることで、鮮度が保たれるからだと思いますが、

 不活性ガスとかで、ある程度余裕を持たせて欲しいと思います。

 開封したときに、これもまた、ビシャっと甘い液体が飛び散ります。

 せっかく食事も終わり、まったりとNetflixでもみながらデザートと洒落込もうとしても、

 まずは周りの拭き掃除から始めなければなりません。

 至福のひとときが台無しです。 

 

 

  • 「洗濯せっけん」という概念の崩壊

 前にメヒコに住んでいるときには、コインランドリーが「芳香剤もつけます」とウリに出していたことがよくありました。

 メヒコは、測ってもらってキロ単位で値段が決まるところが多いです。

 で、洗って、干して、カッターとかはちゃんとアイロンかけて、たたんで、までやってくれます。さらにここに「いい匂いの液もいれますね」という。

 「これは日本に輸入したらバズるのでは」(当時はバズるという言葉はありませんでしたが)、と思っていましたら案の定です。

 さらには、最近思うのですが、「これはいったい洗濯せっけんなのか匂いをつけるだけなのか」解らなくなります。

 これなんか、ずっと洗濯せっけんだと思っていました。

 どうやら、「ふんわりと仕上げる」に「良き香りをつける」までが守備範囲の模様。

 もう少し、オモテに「わたしは外野手です」とか書いて欲しいです。

 あと、

 

 「これは飲み物ではありません」って。

 みたらわかる。

 そういや、むかしダウンタウンの松ちゃんがいってたのですが、

 「海苔とかオカキに入ってる防湿剤の「これは食べられません」っておかしいやろ。まずこれが読めるヤツって食べへんし」

 というのは、まさにその通りだと思います。同じです。

 ちっちゃい子どもに、「これ、飲み物じゃないと書いてあるから飲んじゃだめなんだ」とはじめて気付いてコップに注ぐ手を止める親がいたとしたら、

 まずその親が詰んでます。

 

 

  • 洗濯の結果、再会を果たせないクツシタ(お目を汚す写真が出てきますのでご注意を)

 

 

 

 

 

 

 

 ナカタは、すこぶる面倒くさがりやなので、ものごっつ靴下とかパンツとかを持ってます。ため込んで一気に洗濯するのですが、これまたいつまでたっても、干すときに相方とはぐれた人たちが出てきます。

 こうした寂しい人たちは、ひとまず集まってもらって待機してもらうのですが、

 その翌回にも、またまたはぐれた人たちがたくさん出てきます。

 ならば一斉合コンさせたら、あまたのカップルが誕生するのではないかと思うのですが、

 ほぼほぼ「付き合ってください」「ゴメンナサイ」と。

 これはなぜでしょうか。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

みなさんも、「こんなことも問題だと思う」ということを思いつかれたら、教えてもらえたらと思います。

 

😀

 

 

  


ピーナッツチョコを贅沢に

2021年09月19日 | 日本で暮らすなかでの日記

 ワタシは糖尿病性網膜症の疑いがあり、

 あとどれくらい眼が持つかわかりません。

 右目には頂点のど真ん中にかなり大きめの「飛蚊」があります。 (cf. 飛蚊症

 写真を勉強しはじめたのもこのためです。両目で本が読めるあいだに「一眼」を覚えようと。

 ということで、モノ書きとしては致命傷。

 モニター上に焦点を合わせる時間はドンドン短くなります。

 物理的にも眼が痛くなるし、なんせ焦点のド真ん中に蚊がつねに移動してくるわけですから、精神的にイライラが募ります。

 ということで、何度も昼寝をするわけですが、

 先ほどここに投稿したからか、バームクーヘンの夢を見ていたようです。

 

 ワタシのこの高血糖はお酒で五臓六腑がメチャメチャになったからでして、お酒をヤメたからには甘い物が教科書通りに大好きです。

 この数日のマイブームはこれ。

 はるき悦巳先生の傑作『じゃりン子チエ』で、チエちゃんとヒラメちゃんが、

 ピーナッツチョコをたべるときには、いつもまずは口の中でチョコを味わい尽くして、最後にピーナッツだけを味わう、というので友情の絆を確認する場面がありました。

 飼ってるネコの「小鉄」に「んなことしたらピーナッツチョコの意味ないやん」とツッ込まれるわけですが、

 これもまた、ワタシの拭い去れないクセでもありまして。

 さらにはこの観点に乗っけること、

 「深く楽しみたいチョコとピーナッツの配分を、一口ごとに調節できないか」と考えました。

 これです。

 

 😀

 これでチョコを早くなめてしまいたいというイライラも解消されます。

 もっとピーナッツをポリポリしたかったのにという未練も残りません。

 

補記:

 チョコを買うときは必ず裏の「原材料名」をチェックしましょう。

 一番最初に何が記載されているかがポイントです。

 「砂糖」とある場合と「カカオマス」とある場合があります。

 後者の場合の方が、正味の原材料コストは高くつきます。「カカオ」をたくさんつかっているからです。

 ジャンクになるほど、あるいは装飾とか高額なキャラの肖像権(何がいっちゃん高額かはここでは書きません)を使ってたりするほど、「砂糖」が最初にきます。

 糖分に気をつけなければならない方、

 ダイエットを望まれる方は、なるべく「カカオマス」から原材料リストがはじまっているチョコを食べた方がいいかと思います。


バームクーヘンの誘惑

2021年09月19日 | 日本で暮らすなかでの日記

 神戸に暮らす友人が、「ユーハイム」のバームクーヘンがとても大好きだし、こんな素敵な活動をはじめたのだとFBに投稿していました。

 ワタシは、こんなけ生きてきても、まだバームクーヘンを食べるときには、絶対に一枚一枚外から剥がして食べてしまいます。

 ・・・せっかく巻いてあるのに。

 

 😀

https://kobe-journal.com/archives/2932623496.html?fbclid=IwAR27XmWQREOskVEdMAgWVyAH2uLdAlps5s1xuyDHc7efoUF_LzZpQ0VOaDA(写真もここから)


渋滞していたので秋は一気に目白押しです

2021年09月18日 | さいたま市(緑区)を満喫する

 日曜日ですね。

 秋ですし。

 でも今年は、梅の開花から桜の散りからアジサイやら。

 ミンミン蝉とツクツクボーシとヒグラシは、わたしの家の周りでは一日三交代でフルシフト稼働です。

 しかも営業時短のせいか、9時5時ではいろんな人たちが仕事を済ませておこうとシフト関係なしで働くときもあります。

 朝からヒグラシが早出したり。

 シフト上がりなのにまだミンミン蝉が働いてたり。

 

 とまれ今日は日曜日。しかも雨。

 蜘蛛の村人でもオニグモ家は、あいかわらずシフト厳守。

 

でも、「雨が降ったらお休みで」でお馴染みのカメハメハ大王です。

 

 先ほど雨があがりましたが、どうされます?

 あ、日曜日ですか。いずれにせよ今日はお休み、ということらしいです。

😀


ネコとブドウ

2021年09月17日 | 日本で暮らすなかでの日記

 2014年のこの日。

 FBが「投稿しましたよね」と。

 仕事場は涼しくなったので、開放していました。

 はす向かいに八百屋があって。

 そこのネコはいつも、陳列してある何かに混じって溶け込もうとします。

 このときわたしは、

 書きたいモノ書きたいモノことごとく見事に書き切れなくて。

 心の深いトンネルにまっしぐらに突っ込んでおりました。

 生きていてすみません。
 
 😀
 

【回覧注意】食事前の人とかは開けないでください

2021年09月16日 | 日本で暮らすなかでの日記

 なにかと理由をつけて「to Do」欄のトップにありつつ無視していたのですが、

 今月末締めの面倒くさい決済を、朝から一日中やってました。

 さいたま県民お馴染みの午後五時の音楽を聴いた頃、

 ちょうど「宅ファイル便」もおわったので、ゴキゲンに近所のネコに挨拶回りに出かけようとしたら、

 「カサッ」と視界にかなりLサイズの「G」です。

 

 はい、しばらくは隣の空き部屋に引っ越し確定、と。

 しかもベッド脇の服コーナーへ一目散される始末。

 完全に、見失った三億円犯人です。

 

 部屋の扉から何から一切シャットアウト。

 コードレッドの完全「Keep Out」体勢です。

 「アリの一匹とて見逃さん」と、

 銭形のとっつぁんなら言うのではないでしょうか。

 

 片っ端から服を取り除いては投げ捨て投げ捨て。

 ようやく10分程度のちに一噴射しましたが、またさらに服の奥へ。

 カラーボールは当てたものの再び検問を突破された気分です。

 

 ただいまほぼ18時。

 ようやくブタ箱ならぬゴミ箱へとブチ込みました。

 

 窓の風景は『グラン・トリノ』のエンディング。

 流れる曲は「Eye of the Tiger」(Survivor)。

 

 なにひとつ片付いてないのに、ハイジの丘のような清々しさです。

 さて、このカオスをどうしましょうか。

 

 一人孤独に喜怒哀楽を周回しております。

 

 😀

 追記

 昔まだ駆け出しだった頃。

 グァテマラの先住民村落で暮らしていたのですが、調査費も自腹なので一泊1ドルの宿に暮らしていました。

 10年くらい頑張ったあとは、一泊3ドルくらいの宿にいましたが、その時は部屋にベッドが一つあるだけでした。

 バックパックの荷物を出したら、それでもう部屋は満杯です。

 ある夜、寝ようかと布団を上げると、

 枕から「ササっ」と黒いサソリがベッドの奥に逃げ込みました。

 そりゃもう即刻宿主の家に行きまして、

 「ナントカしろ」と言いましたが、

 「黒いヤツだったのなら大丈夫だ。刺されても2週間くらい腫れるだけだ」、と。

 それがたいそう困るからオマエを叩き起こしにきたのだ、とはわかってもらえず。

 バックパック以外探すところがないその部屋なのに開けっぱなしでいったため、

 結局逃げたかどうかも確証つかめず。

 しょうがないから寝ました。

 だから今日は、ただちに部屋の扉を閉めた次第です。

 ということで、

 サソリは黒かったら死なない。2週間程度、たいそう腫れるだけ、ということです。

 

 😀


タピオカがナウいということで

2021年09月16日 | 日本で暮らすなかでの日記

 なんかよく言ってましたよね。

 タピオカって。

 こういうのはすぐに飛びついてみるのがいつもなのですが、血糖値が高かったのでみないことにしていました。

 でも、

 一昨日の病院で「驚異的に数値が落ちました。もう糖尿病患者ではないみたいです。もの凄く頑張ったのじゃないのですか?」

 「わたしたちも、そのナカタさんが作ってらっしゃったレシピをみたいものです」

 と、いってもらいました。

 ならばといきたいところですが、いまさらタピオカだとハシャぐのも「イモ」い(という死語がありました。アラフォーの若い頃には)ので、考えました。

 こんな感じかというものができました。

 興味があれば、タピオカを味わったことがある方、試していただいて、判定していただければと思います。

 タピオカなんていまさらオッサンがイオンで買ってたら、一週遅れで「若い人たちの間で流行っているらしい。乗り遅れてはならぬ」感全開なので使えません。

 ということで、「ドリンクゼリー」と、炭酸水で。

 あと手間を惜しまないのならば、氷をブッ込んで、ちょっと「飲むヨーグルト」なんぞを少し入れると確変モードです。

 簡単なことで、ドリンクゼリーを投入して炭酸水でバッチコ割ればいいんです。

 あとは太めのストローでグニャグニャ混ぜればできあがり。

 たぶんですが、飲むヨーグルトを少し入れると酸の作用かいい感じにゼリーがパフェでみつけた杏仁豆腐みたいになってベターかと。

 だんだんゼリーが溶けて甘みが増しますが、その都度残りの炭酸水を足せばちょうどよかと。

 試してください。

 

 😀


緊急討論:「100均ショップ」たるがなんたるかを忘れたのかダイソー

2021年09月12日 | 日本で暮らすなかでの日記

 いよいよはじまりました。

 われらがダイソー100円均一ショップの、秋のキャンペーン。

 とまれ今回の企画にモノ申したくおもいます。

 100均ショップとは、生活に密着した商品を100円にて、というのがそもそもの主旨のはず。

 なのに今回、これです。

 

 もしこれが、あの全裸で赤いチョッキを着た変態露出狂のクマならダイソーとは縁を切っていました。

 千葉は浦安に、植民地たる「飛び地」をまだ遺す、あの富士額のクソネズミの帝国と手を組むようなことだったならば。

 それでもオッサンがこんなモノ欲しさにシールを集めはじめたら、いけないクスリでも中に詰めて密輸しようとしているのでない限り、それこそただのヘンタイだと思われそうです。

 しかも「一等賞」は千円強という、なかなかの「G」バリの商魂。

 われら貧乏庶民の味方ダイソーはどこに行ったのでしょうか。

 個人的な見解としては残念です。

 

 この企画はさすがに乗れません。

 来年1月まで続くそうです。

 先が長いのが思いやられます。

 

 

 


『暗闇仕留人』

2021年09月09日 | 日本で暮らすなかでの日記

 朝歯を磨きながらリビングに行くとTVが付けっぱなしに。

 7時56分とかで、天気予報。なんか暑くなるとのこと。

 「(例の)あの蜘蛛はどうなるんだろう」「季節感狂ったんちゃうやろか」などと思っていると、

 8時になって、われらのローカルTV「テレビ埼玉(テレ玉)」が、地方局の底力「時間帯をまったく無視した再放送」をやりはじめた。

 タイトルコールがこれ。

 『暗闇仕留人

 『必殺仕事人』はもちろん知っているが、「朝の8時から時代劇をブッ込む根性に1コ更に乗っけてのパロディか?」と思いながら観ていると、

 どうやら藤田まことが在宅ワークではなくちゃんと八丁堀に出勤してる。

 時代設定はペリーの黒船がきた後らしい。

 ならば江戸時代も終わりにつれ、激動の近代資本主義への転換期だというのに、

 描かれる日常は、まったく意に介せずしたお膳を囲んでの食事シーン。

 

 「非常事態宣言」が延長されたとのこと。

 しばらくはこの外出自粛状況は続くだろうというなか、なかなか筋違いのシーンである。

 「そんな現状ではないんよ」と画面に文句のひとつでも言おうと思っていたら、

 なんとその家族食事での会話がこれまたもの凄く。

 

 なんだか、「黒船が伝染病をまき散らして帰ったかもしれず、江戸の街は大変」という。

 その名も「コロリ菌」。

 「これはいいのか?」

 

 『必殺仕事人』をこの令和版にモディファイして新しく撮り直したのかと疑う。

 それにしては、画面比を4:3にしたり、画像のマスターはどう見てもデジタルではない。

 ここまで周到にあの昭和の時代劇をリメイクしてたら、ネットニュースの一つや二つにでもなってただろう。

 ならばあの高度経済成長期のど真ん中でこれを撮ってたことになる。

 だとしても、いまこれを流すからには、コンプライアンス厳しい昨今。

 テレ玉のディレクターだってチェックは絶対してるはずだ。

 例えば、感染者への差別的発言となるようなシーンはあってはならんはずだ。

 

 これまたナカタの悪いクセであれやこれやと考えはじめ、「これはマズい」と思い立ち早々に退散したのだが、

 気になってWIKIってみたら、なかなかにニッチなシリーズであることが判明。

 だって今日だって、登場していたいわゆる本家の京本政樹的ポジション、「これひょっとして石坂浩二か?」「それにしては若すぎる」と思ったのものの、ビンゴ。

 主題歌の「旅愁」とかいう唄は、本家のシリーズ含めて初のミリオンセラーにもなったとのこと。しかも放送回によっては黒船は来ていないことになっていたりもするらしい。

 

 この辺のなりふり構わない、とにかく何でもブッ込んでみる的ノリ、高度成長期の時代がモロに反映されてるなと。

 

 なかなか秀逸な番組です。

 もちろん録画設定しました。

 

 😀

*見出し写真はAMAZON PRIMEでのABCオンデマンドから。今朝は第6回「狙われて候」だったらしい。

 

 


親友の正体

2021年09月08日 | さいたま市(緑区)を満喫する

 先だっての蜘蛛の話の続きです。

 在宅ワークで、しかも仕事上来週まで夏休みなので、相変わらず友人はこの蜘蛛だけです。

 前回ナカタがここに投稿したときには、てっきり蛾が巣に思いっきり「プール飛び込みの腹打ち」のようにダイヴしてきたのだが、梱包したところで固まって死んだのかなと思っていたのですが、

 全然ご健在で。

 翌晩もこのコロナ禍だというのに午後10時くらいには「出勤」されてました。

 ですが、どうやら本屋でいうところの棚卸しでしょうか。開店はしていません。

 というのも、でっかい蛾を10分ほどで梱包した場所から、それをあと1メートルくらい上の所まで運んでおられました。

 何がしたいのか。そのさらに目立つところにわざわざ運んだ理由は何なのか。まったくわからず、その夜はもう諦めました。

 でも翌朝にはちゃっかり、鳥の視角になっている定位置に帰宅しておられます。

 空中には、梱包した「保存食」は置きっぱなしです。

 かなり謎です。

 じつはいま、8月末日提出の原稿に全力投球せねばならない状況なのですが、

 気になって仕方がありません。

 まずは「蜘蛛 種類」で画像検索をかけると、ドンピシャとはいきませんが、どうやら「オニグモ」という名前だと思います。

 生息範囲とか、巣の特徴とか、生態季節とか。

 あと基本夜勤シフトだというのは決定的かと思います。

 そしてエゲツないくらい恥ずかしいことを正直に告白しますと、

 わたしは50年生きてきて、蜘蛛は卵を産むのだということを初めて知りました。

 「蜘蛛の子を散らしたような」という表現は知っていましたが、昆虫ではないというのも小学生の頃に習った覚えがあるので、その辺はあやふやだったことが一気に解決しました。

 もしそれが写真に収められたら。

 いま、「見沼写真コンクール」なるものが開催されています。

 もちろん、こんな「将棋の駒の動き方を覚えたばかり」のトーシローが、数多のアマ・プロ写真家に混ざろうとすることそのものから勘違いなのは重々承知しています。

 「10年くらい頑張ったらせめて佳作くらいに選ばれないかな」くらいしか思っていませんが、とにかくもこういうことを意識して一生懸命勉強することが大切だと思って少しずつやってます。

 毎日、「これまでのベスト一枚」をデスクトップの背景にしたりして。

 現行はやはりこれです。

 ですが、さいたま市見沼とは何の関係もないので、これでトライはしません。

 繰り返しますが、入選するためにふさわしくないというのが理由ではないです。

 募集されたテーマに即したブツを提出することが大切だと思っているからです。

 よくいるんですよね。あるテーマで原稿を依頼したのに、全然自分勝手に好きな球種を投げてくる投手が。

 「アナタにこの7回を託したのは、イッパツ(HR)だけは回避してくれ」というベンチの意図を完全無視して、渾身のストレートをインハイに投げたりする投手です。

 何事も、求められた、白羽の意図を立てて頂いた意図に沿ったうえでのベストを尽くすことは大切だとおもいます。

 

 さて。

 WIKIによりますと、この人が「オニグモ」であったとするならば、

 ──成体が見られる時期は6-10月[10]。産卵は8月から9月末にかけてで、樹幹や軒下などに「汚れたような」卵嚢を貼り付ける[11]。(Wiki「オニグモ」)

 こんな生態をまともに相手していたら、何回日が暮れるかわかりません。

 ですが今日、見に行ったら、なんと。

 

 その梱包物を「店」から「自宅」まで持ち帰り、しかも本人は姿を消してしまいました。

 この写真、右隣に見えますか?

 なにやら、アゲハチョウのサナギみたいなのがひっついています。

──秋に孵化し卵嚢内で幼生越冬、さらに10mm程度の幼体や亜成体、まれに成体でも越冬する[12]。(Wiki「オニグモ」)

 

 「越冬する」との情報、雑すぎません?

 いつの話だ。

 

 とにかくも、あんまり興味津々で付き合うこと自体が見直されるべきであって、わたしもちょっとマジで仕事に戻ります。

 基本、こういうことはスルーすべきだとWIKIにも書いてありました。

「もちろん益虫ではあるが、喜ばれることは少ない。」(Wikipedia「オニグモ」

 

😀

 

 

 


閲覧注意:蜘蛛が嫌いな人はみないでください

2021年09月07日 | さいたま市(緑区)を満喫する

 わたしは、蜘蛛はウザい虫を食べてくれるので有り難く思い、

 加えて、ちっちゃいあのピョコピョコ跳ねるヤツはカワユイなぁと思うくらいですが、

 わたしの「G」のように、生理的にマズい人はみないでください。

 わたしですら、最後にはちょっと背筋が凍るような展開になりました。

 「ナカタ、引き籠もってとうとう蜘蛛しか友達がいなくなった」と言われるくらい、この数日は寝るのを惜しんで蜘蛛を観察しておりまして。

 とりわけ玄関から降りていく階段のうえに巣を張って「夜勤」されている、灰色で背中に白いアクセントをあしらったオサレなおっきな蜘蛛がベストフレンドです。

 昼間は、影にひっそり潜んでいます。これ何という蜘蛛でしょうか。ググっても出てきません。

 この「マブダチ」。

 3日ほど前に、前から興味のあったカメラの世界を垣間見たナカタに、いろんなことを教えてくれます。

 どうやったら暗い夜に、この見事な幾何学模様の巣の美しさを捉えればいいのか。

 カメラも資料撮影用が目的なので、コンデジに毛の生えたようなPanasocic GF10の25mm単焦点です。

 「とにかく50mmの単焦点レンズで何万枚か失敗しろ。アタマを死ぬほど使え。写真に何の情報も過剰ではなく不足もしていない画角を、まずは自分が動きまくって撮れ」

 というMacintoshとカメラにおいては元いた研究室で無双だった同僚の教えをアタマに、いろいろ失敗しまくってます。

 そんなこの彼だか彼女だか。

 昨夜も夜中に一人、誰もいない農園地帯で「もちっとこっち向いてくれんかなぁ」とか「よく見るとナカナカにその背中の白いアクセント、イケてるねぇ」とか不審者丸出しで失礼なほどシャッターを切っていたのですが、

ちょっと一昨夜からもっと手近なところで一軒家を建てられた別の蜘蛛に気を移しておりました。

 

 

 その間に、そのマブダチには人生に多大なる出来事が起こっていました。

 体よりデカい蛾が引っかかった模様。

 よくもまぁ、巣が引き千切られなかったと感心します。

 みるみるうちに「たたんじゃいな」と速やかにパッキング。

 「これはいまからゆっくりと食べるのか?」、とか、

 「この量を食べて大丈夫か?」などという心配をよそに、何やらさらにパッキングを丁寧に。

 どこかに郵送するから小さくまとめて料金を節約しようということでしょうか。

 そのうち、何も動かなくなり。

 ・・・「食い過ぎだ」

 ・・・「!」

 「これはともすればここから産卵(ではないな。卵は産まないから)するのか?」

 などと持久戦でパーカーを羽織ってじっと小一時間くらい見上げていたものの、

 首が痛くて眠気に勝てずに寝てしまいました。

 昨日起きたのは午前二時。夜の八時くらいまでかれこれ18時間くらいぶっ通しで原稿書いては捨ててましたので、いい加減疲れました。

 今朝、ハッと目覚めてもちろんただちにコーヒーを入れてみにいきましたら、

 

 おそらく壮絶な死を迎えられていました。少なくとも十数分間は微動だにしません。

 上半身より格段にデカかったパンパンのお尻がおそらく無くなっています。

 これは何という蜘蛛で、どのような出産をして、何をもって生命を終えるのか。

 あるいは蛾が、食べられたとしても何がしらかの毒性の分泌物で蜘蛛を凍らせたか。

 

 今朝も何も変わらず、朝からミンミン蝉とヒグラシが、もう勤務シフト完全無視して働いていますが、

 なにかその傍らで、壮絶な人生が展開されていたようです。

 さすがに締め切りは8月末なので、いま書いている原稿、もうこれ以上納得いかなくても強引に文章を繕って仕上げにかかります。

 諦めてちょっと仕事に専念します。

 歳食うと、こういうことができるから嫌になります。

 スカスカなモノしか書けなくても、それなりに小難しいことやった仕事に見えるんですよね。

 タイトルは「ラテンアメリカはどのような第三世界だったのか」

 たたき台はヴィジャイ・プラシャド『褐色の世界史』(粟飯原文子訳、水声社、2013年)。

 手に余る傑作です。

 すでにゴミ箱行きの原稿用紙が160枚。

 アタマから煙が出ております。

 

 


絶対にやってみたいチューハイ

2021年09月06日 | コロナ禍なので半径五メートルを楽しくしてやろう

 わたしの元職場の同僚の実家が、山梨県で果物の農家をしていたのですが。

 その彼女が、こんな写真を投稿していました。

 どうやらブドウの季節なんでしょうか。

 

 さて、わたしは昔々。岡山の果樹の篤農家の息子が後輩にいまして、まぁデキの悪い後輩を心配してか、

 その実家から研究室に、足繁く差し入れが送られてきてました。

 挙げ句の果てには、乗らなくなったトヨタのカリブまで送ってもらいました。

 

 ある時、ピオーネという、どうやら巨峰とマスカットのハーフだというものが、それはそれは神棚に供えるような木箱で送られてきまして。

 そんなもの手にした記憶も無いくらい貧乏なわたしたちは、アタマも上がらぬまま黙々と食しておりましたところ、

 「そんなにいま全部食べなくてもいいですよ。冷凍庫に入れておけば持ちます。第一それ、一粒150円です」、と。

 たいそうビックリして即刻全員から取りあげて、冷凍庫に入れました。

 

 それからは研究室に住んでいるナカタの独断場です。

 まいにち夜になったら、焼酎をソーダで割って、氷を入れる代わりにこれをいくつか入れます。

 すると、だんだん薄まるどころか、微妙にブドウの香りと味が口の中に広がるようになり、

 飲み干したあとにはソイツをチュルっと。

 たまりません。

 なまらお酒がとまらなくなります。

 

 やってみてください。

 ただしわたしのように肝臓を飛ばさないようにね。

 

 😀

 

 これがその彼女んちのたぶんブドウだと思います。ネットで見つけたら買ってあげてください。


オナカは減ったが「食べてないこと」にしたければコレ

2021年09月06日 | 安い・早い・美味い、の闘高血糖食事

 全国のアル中の方へ。

 そして何がしらかの経緯で血糖値に悩む皆さまへ。

 いつもながらで恐縮ですが、

 高血糖、糖尿病、体重減らしたい、おなかが出てきた、メタボがヤバい、などなど、

 とにかく現代病的な点で、食事を気にしている方。

 おなかが減ったけど、できるだけカロリーとか糖質とか気になるし、食物繊維も気になる、

 しかも安く抑えたいし、手軽に、という方はいらっしゃいません?

 その辺で売ってます──「刺身コンニャク」。少しいくつか食料品スーパーを探索したら、300gで100円(税込)くらいで売ってるかと思います。

 おおよそ、ドンブリがいっぱいになるくらいの量です。

 いつも指導いただいてます総合病院の栄養士さんによると、こんにゃく、海藻、キノコ類は、かけるドレッシングとかには気をつけなければなりませんが、それそのモノはいくら食べてもOKだとのことでして。

※:いま気付きました。すみません。この「さしみこんにゃく」、糖質が角砂糖1個半くらい入ってます。でも、ちなみにコンビニのおにぎりの糖質は1個で最低でも角砂糖8個分はあります。

 ナカタが持っているのは日本糖尿病学会のちゃんとした栄養表なのですが、このイラストのひとつひとつが「1単位」と言われている分量です。適当に「栄養成分表」くらいでググればどこにでも画像は落ちてると思います。

 別にナカタは、「白米50gが炭水化物で1単位」なんてのは覚えていませんが、「ナニとナニがだいたい同じくらいの炭水化物か」ということは気をつけるようにしています。

 これだけでも、いろいろと参考になることはあります。たとえば、

 「ご飯お茶碗に1杯」=「コーンフレーク20g」

 これはすごい話です。「コーンフレーク20g」なんて、エゲツないほどの少量です。ネコのご飯だって、その三倍くらいは入れてます。20gなんて、お皿に取ってみれば、ほとんどインコのエサです。

 じつはわたしは、このコーンフレークの爆食いで糖尿病になりました。「フルグラお徳用600g」を三日くらいで食べてました。

 お酒を死ぬ思いをして断ったあと、案の定、甘い物中毒になり、でもアルコール中毒まっただ中はほとんど何も食べずに飲みまくってたので、「食べられるならばそれでいい」と毎日、生まれて初めての経験になるのですが、ビスケットをまるまる一箱貪ったり、源氏パイファミリーパックを全部空けちゃったりしてました。

 さすがにこれは続けるとマズいと思ったバカなわたしは、「コーンフレークなら栄養とかカルシウムとか食物繊維とかビタミンとか、とにかく至れり尽くせりだろう」「さらに牛乳もドボドボ入れたら栄養満点の水分補給にもなる」、と、毎晩、ドンブリにナミナミと食べてました。

 あれは「ミルクボーイ」さんではありませんが、「朝の忙しい時に、手軽にカロリーとか糖分とか、加えてビタミンとかもちゃんと取れる」というものであり、寝る前にベッドサイドにおいて頬張るものではありません。

 ということで、

 この爆食いしてもかなりダメージはない、という「刺身コンニャク」、重宝しております。保存も別に冷蔵庫に入れなくても、かなり持ちます。

 スーパーでは冷蔵コーナーに売られていますが、裏の表示を見たら、多分「高温多湿を避け、涼しいところで保管してください」とあると思います。

 いつもはこれで「わらび餅」を作るのですが、

 今回は酸っぱいものが食べたくなったので、酢味噌で食べることにしました。

 いつもの「ゆかり」です。塩で味を調える代わりに「ゆかり」を使うと、風味と色合いがワンランクアップします。

 普通の蒟蒻を使えば、多分もっとヘルシーなのですが、匂いを殺さないとやはりキツいです。刺身コンニャクのほうがいいかとおもいます。

 

 あと、器などはあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくのだとか思いますが、

 なにせ何にも料理なんて教えてもらったことないので。

 もし、どうかお手間を厭わないようでしたら、ビシバシとアドヴァイスをいただければがんばってやってみます。

 どうかよろしくお願いいたします。


大学の研究室によくあるロケーションマップ

2021年09月05日 | 2005年からの過去のブログ(旧名:「グァテマラから」)

 いま、国籍を変える準備をしているので、母親の遺品を整理していたら、こんな紙をみつけたので懐かしくてアップしました。

 2003年の暮れの写真だと思います。

 この先どうやったら赤貧を抜けられるか解らなくなるまで、ラ米で7年間調査していたがために全財産残り3万円になって8月に帰国。

 ナカタは自分の研究室で三ヶ月ほど暮らしていました。

 11月に、いわばフリーの研究者として3年間の内定をもらえたので、後輩から借金しても返せるので、

 「やっと自分の『巣』がもてる」と、近所の家賃1万6千円の部屋を借りました。

 嬉しかったです。

 関西には「SHOP99」という、「ダイソー」「Can Do」みたいなのがあったのですが、

 パンツからシャツからファイルから何から何までSHOP99だったので、

 後輩から「ナカタさん、相変わらずキュッキュしてますね」とイジられたものです。

 

 さて、この「むつみ荘」より古いが綺麗な木造アパート。

 戦前の薬工場の社員寮でして、「築──年」としか表記されないものの造りはたいそう頑丈で。床が抜ける心配はありません。これは重要です。

 ナカタの大学には、もう学生だかなんだかわからないくらいの就職できてない研究者が掃いて捨てるほどいました。

 本棚に書籍が間違っても収まらずに、床にギッチギチに敷き詰めだしたのが数年前。

 標高が50センチくらい高くなった、という部屋も全然珍しくありませんでした。

 だから、それはそれは「人生詰んだ」3D感迫りくる熟した研究者がたくさん、家屋崩壊の心配の無いここに住んでいました。現存しているのかは解りません。

 でも大家さんはとってもおしゃべり好きな、「ハドソン夫人」みたいな人で。

 ハイエンドのジャガー乗りながら毎日掃除をしにきていました。

 新入居者がきたり、誰かが出て行くとなる毎に、下宿生15人くらいを全員、高給中華屋とかイタリアンに連れて行ってくれました。

 毎年年末には、大家さんの家に呼ばれました。

 まずはその年に、欧米のオークションで新たに獲得したオルゴールコレクションの新作に一通り感動しなければなりません。

 あと、家賃一年分くらいのティーカップでお紅茶を頂き、ハドソン夫人のお手製のクッキーの説明を聞きます。

 そのあとには、家賃一ヶ月分くらいの焼き肉コースに招待していただいてました。

 でも、ハドソン夫人が下宿を掃除している時には誰も大学に行こうと部屋を出ることはありません。

 挨拶をすれば、小一時間くらい続きます。間に合いません。

 でもひとりが捕まると、続いて何人かが必ず即座に部屋を出ます。夏なんかクーラーがないので、誰もが早く下宿を出て涼しい研究室に行きたいのです。

 後続者たちは、軽い挨拶で済みます。一人目が生け贄となります。

 もう時効だと思いますが、仕方がなく家に持って帰っていたとある生き物が見当たらないと、総出で探索をしたこともありました。

 月並みな言い方ですが、みんな貧乏だけど楽しかったです。

 

 すぐ傍に「哲学の道」が流れていて、春になれば桜が疎水をトンネルで包み。

 ワンサカきた観光客が、この木造古アパート込みで画角に入れたいらしく。

 さらにそこから匂い立つほど熟した博士課程オーバー7年目とかが本を抱えて出てくると、待ってましたとばかりに撮られることにも慣れました。

 

 そのような仲間入りをやっとできるのだと残念がっていた頃の写真です。

 研究室を郵便物の送り先住所にしていたくらいですから、

 尋ね人はまずこの研究室にやってきて、ナカタがいなかったら後輩は(尋ね人もまた大先輩であるからして)困るわけで、

 ロケーションマップを作られてしまいました。

 やっと部屋が持てたので、くやしいからそのロケーションマップに自分の巣があることを猛アピールしたわけです。

 

 「ここ」とはその研究室のこと。

 「そこ」とは、他大学に異動になった教官の空き部屋。いつもそこのソファーで寝ていました。

 学内LANですので、国内最速のインターネット使い放題。

 光熱費無し。

 職場まで徒歩三秒という便の良さです。

 「乗り換え案内」アプリなどない時代でしたが、不便は感じませんでした。

 このロケーションマップの、「そこ」「ここ」に画鋲が打たれていなかったら、だいたい「あそこ」にいました。

 生協食堂で飯食ってるか、体育館のシャワーに入りに行ってました。

 洗濯は先述の准教授の空き部屋に干していました。

 そのうち、その「むつみ荘」在住の同僚の何人かが、「そこ」では24時間ナカタがエアコンを付けているので、「無料の乾燥機状態だ」ということで、「むつみ荘以下」に備え付けの洗濯機を無料で使ったあと、ここに干しに来るようになりました。

 45歳の友人(男性独身)が、自分のパンツを干した周りをグルっとタオルを吊して隠していた意味がいまでも分かりません。一人暮らしのOLじゃあるまいし。

 この友人は、わたしが「むつみ荘」に暮らしはじめたものの、初任給以降はほぼほぼ中米にいて空いていたので、(彼の部屋は戦前は納屋だったので天井が低いがゆえに家賃が1万3千円とハドソン夫人がまけてくれていたのだが凄く暗い)自分の部屋ではなく、ナカタの空き部屋が「日差しも入るのにもったいない」と住んでました。

 そんな彼が、神戸三宮は異人館のある、それはそれは都内でいうところの代官山みたいなところにある私立女子大の先生になった時、「これで貧乏ともおさらばだ」と「まずは引越し」したのは、2007年にグァテマラに移民して空室になったナカタの部屋でした。あまりにも赤貧時代が長かったので、それ以上の贅沢が想像できなかったようです。

 あろうことかそんな彼が、勤め帰りに研究室に立ち寄って、ジャケット姿で人生初めて「差し入れ」をされるではなくした時の、あの元町で買ってきてくれた肉饅の味は、いまでも忘れられません。

 だって彼は、下積み時代、ある大学の期限付きの講師に採用されかかったのですが、血液検査で「栄養が足りてません」と引っかかってしまい、

 「だから採用されたら飯が食えるから栄養もつくのだ。だからまず雇え」、とブチ切れたそうです。

 棋譜を読まれながら目隠しをして将棋を指すくらい、普段は物静かなのですが。

 もちろん先だっての棋聖戦第2局での藤井七段の1着は、ネットで炎上する前に彼からメールされてました。

 名門高校将棋部の主将だったのですが、アマ二段です。

 

 明けても暮れても文章を書いていたこの懐かしい三ヶ月の成果は、結局日の目を見ることなく。

 それをいままとめて発表しようと原稿を書いているのですが、

 やはり突破の難しい箇所が多すぎて、

 そのたんびに、現実逃避して蜘蛛の写真を撮ったりこのブログ日記を書いています。

 

 😀

 

おおよそこんなところです。プライバシーの観点から、もちろんズラしています。©Google Map 


「見沼写真コンクール」

2021年09月05日 | さいたま市(緑区)を満喫する

 

 

 コロナ禍と、コロナ禍なのでナカタの心がいっそう闇に入ったのが相まって、とうとうベストフレンドがこの人だけになってしまいました。
 
 
 知り合って1カ月が経とうとしていますが、最初は挨拶をするだけだったのですが、少しずつ話しかけるようになり、とりわけこの数日に至ってはこの大切な親友のすっかりファンになってしまいました。
 でもご自分のことは、あまり話したくないようです。
 ですが毎日毎日、資料撮影を目的に大枚はたいて購入したみらミラーレスの一眼レフを、ちょっと外の空気を吸おうなどと玄関を開ける時にはいつも首からぶら下げて、この人を追い回しています。ぱぱらっちのようです。
 
 で、この人、どうやら他の隣人たちとは違ってシフトは「夜勤」のようで、日暮れとともに出勤されます。
 
 
 この友人はもの凄い勤勉です。
 毎日おっきな巣をイチから張り直されるのです。
 たしかに一晩経てば、ホコリとかで汚れてしまいますね。
 張りたての巣は、それはそれはとても綺麗。
 
 それでも毎日毎日、こうやって自宅を全面リフォームDIYというのは、もの凄いですよね。フツーの家はやらないと思います。
 
 
 そうそう。
 
 いま、さいたま市見沼区で「見沼田んぼ写真コンクール」なるものをやっています。
 そもそも、カメラはボタンを押せばいい、くらいしか思ってなかったナカタですが、
 史料をデジタル化するならば、どのくらいのカメラが必要かという質問を、
 とある博物館の日本近世史のガチ歴史学者にしたものですから、
 光が反射しないように資料の上に「無反射ガラス」というものが必要だということに加えて(これくらいは知ってました)、
 カメラはまぁ、「この辺でいいか」と、ということで買ってもらったPanasonicのLumixの単焦点レンズ(のみ。ズームは取られた)が手元にあります。
 
 単焦点レンズのメリットなんかは、「もし貴重な資料が撮影できた際に、引き延ばしてポスターにしても端っこが歪まない」ということしか教えてもらっていなかったのですが、どうやらカメラをこれから勉強しようとする人は、まずはズームレンズでお任せするのではなく、(50mmの)単焦点レンズを使いたおすべし(そしてこれを踏まえればLUMIXの単焦点が25mmというのは大丈夫なのでしょうか。たぶん明るい単焦点レンズが付けられる一番安い一眼だというのが理由だと思います)と言うことらしいので、
 
 コロナ禍だし、近所で楽しむことこれ幸いとこの友人を撮りはじめたわけです。
 
 写真を撮るのはオモシロイですが、ちゃんとした指導をしてくれる人がまったく居ないので、困っています。
 
 昨日の「タモリ倶楽部」によれば、「浦和」が付く8つの駅のなかでも「浦和美園」は、まぁ順当な優勝候補たる「浦和」「北浦和」「武蔵浦和」に次いで(ナント「南浦和」を抜いての)4位だったので、
 このカメラを持ってさらに勉強していこうと思います。
 
 この「Goo Blog」は写真のスライドを展示できるみたいですね。
 
 いま締め切りを過ぎたこの原稿が終われば、もっと写真を勉強して、「ムシ編」「埼スタ編」「駅周辺編」などとテーマ別に作ってみたいと思っています。
 
 どなたかこんなクソ素人にコメントをしてやってもいいという方、どうかよろしくお願いいたします。
 
 😀
 
 
 
😀