余白の美 墨絵教室sumi-e

余白の美 墨絵は日本伝統です。旬の花を描き、墨絵の基本からレッスンいたします。大人の手習いはじめてみませんか?

ドナウ川遊歩道の靴 "Shoes on the Danube Bank"と恐怖

2015-04-28 | ブタペスト プラハ ちょっとロンドン

ブダペストの国会議事堂近く 2015.04.28

 

あの建物が国会議事堂です。 この銅像の方はどなた?なんでしょうか?(疲れて座ってますって感じです。)

この銅像の前にあります。

ドナウ川遊歩道の靴"Shoes on the Danube Bank"

 

                  

鉄製の靴(モニュメント)が多数ドナウ川を向いて置かれています。
第二次世界大戦当時のハンガリーではナチス支配下の「矢十字党」によるユダヤ人の迫害が行われました。

特に1944年末の冬に一晩に40-60人ほどのユダヤ人が極寒のドナウ川に突き落とされ、

計5千人近くが命を落としたと言われています。その慰霊のモニュメントです。

川に落ちた人を銃殺したとか

第二次世界大戦終結によって矢十字党は消え去り、

代わってこの建物に入って来たのは共産党の秘密警察。アヴォー(AVO,後にAHVと改名)

穏やかなドナウ川とこの綺麗で平和な街からは、想像できません。

ましてや、平和ボケしている日本人の私には、到底理解できませんが、現実に目を向けることも大切なのです。(平和に感謝

                  

                      理解の及ばぬものを前に 
                      人は立ち尽くす 
                        暴動の末 
                        平穏が訪れた 
                      でも私たちは忘れない 
                        自由を求め 
                       どれほどの血が流されたかを 
                       自由の国に生まれた者には 
                         理解も及ぶまい 
                         だが私たちは何度でも 
                         繰り返し噛みしめる 
                        自由がすべてに勝る 
                        贈り物であることを

                                         マライ・シャーンドル詩



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