大企業が日本の農業に参入するには
農業に対して相当な覚悟を持ってやらなければいけません。
ドールはパプリカ、レタス、カリフラワー、セロリ、ブロッコリー、アスパラガスで成功しました。カルビーはジャガイモで、カゴメはトマトで成功しました。
ケールの青汁、伊藤園のニンジンも契約農家で成功していると思います。
農業を中途半端な気持ちで参入する大企業は失敗しています。
ユニクロやオムロンがその例です。
日本の農産物を世界に売り込もうとして、ドバイを訪れています。
白桃、栗、イチゴ、コシヒカリ、大根は高い評価を受けています。
ただこれらの農産物は富裕層向けなので
どれだけの需要があるのか不安な面があります。
鮮度の面から、野菜は日本で生き残れると思います。
但し、日本の果物は高いので、今後敬遠される可能性があります。
フィリピン産バナナは安いし、中国産の桃やミカンの缶詰は70円で販売されています。
なかなか太刀打ちできないと思います。
日本の最大の問題は米です。
これに関しては著者もかなり言及していますが
神門善著 偽装農家と重複する点もありますので
割愛させていただきます。
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