【今日のK's Garden】です。ニゲラ
ホタルブクロ
菖蒲
緑川沿いのハゼの木です。橋の欄干から撮りました。
ハゼの木はウルシ科の高木で、別名「蝋ノキ」とも呼ばれ、
果肉からロウを採取することができます。
熊本藩では、木蝋(植物性油脂を原料としたろうそく)の原料として、
寛文4年(1664年)にハゼが特産品奨励品として植栽されたそうです。
堤防の根固めの目的にもかない、熊本各地の川沿いの土手などに多く植えられ
今も各地でハゼ並木の名残があります。
木の実は、鳥たちの好物らしく時々庭で芽を出しています。
もちろんすぐ引っこ抜いてしまいますが……
西洋ローソクが普及してきたことにより、和ろうそくは徐々に生産が減少してきて、
和ロウソクは西洋ロウソクとは違い、ほのおの揺れ具合や姿の良さ、
火持ちの良さが高く評価されているそうです。ちなみに、洋ローソクは、植物ではなく、
石油から採れるパラフィンというものを原料として作られているとのことです。
【日々雑感】
現代のロウソクに用いられている可燃性のろうや脂肪は固体の状態で保存され、
炎に接して初めて溶けますが、聖書時代には液体のともしび油が用いられました。
ヘブライ人にとって最も親しみ深い油性の液体はオリーブの実から採られた油で、
テレビンノキから採れる油も使われたそうです。
油などの可燃性の液体を燃やすための灯心があり、亜麻や、皮をむいたイグサ、
または麻でできていました。
現代では洋ローソクは糸が用いられ、和ロウソクはイグサだそうです。
ランプやともしび、明かりはひとびとの生活になくてはならないもの、
またなじみ深いので聖書の中で本当によく出てきます。
聖書は、真理の価値を示すために、真理を闇の中で輝くランプに例えています。
「あなたの言葉は私の足元を照らすランプ,
私の進む道を照らす光。」(詩119:105)
興味をそそられたので、しばらく私の考察課題としたいなと思います。