たまねこ*古布とmy garden

雨を楽しむ

梅雨の季節、梅雨の時期、とか

梅雨を一つの季節としてとらえる方が多いと思います。

災害をもたらす豪雨やたゆみなく降る雨は御免被りたいですが、

憂いを含んだ、ちょっと重ったるしい空気感は嫌いではないです。

窓を伝わる雨粒、雨音、アジサイの花、クチナシの香り…

清少納言も「枕草子」ので中で雨を楽しんでいます。

夏は夜。月のころはさらなり、
闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。
雨など降るもをかし。

聖書(申命記 32:2)でモーセは神の民への別れの歌の中で

「わたしの諭しは雨のように滴り,
わたしのことばは露のように流れ落ちる。
草に降る静かな雨,草木に降る豊潤な雨のように」と

記述しています。

雨もまた酸素と同じように、生命維持のための循環システムで,

蒸発,凝結,降水という非常に大切な三つの段階があります。

まだ十分に理解されていない幾つもの複雑な過程を経ながら,

おそらく何千キロもの旅をした後に,また降ってくるのです。

確かに雨は,災害を引き起こすかもしれません。

でも,このすばらしいシステムにより,

わたしたちには無尽蔵の給水源が与えられているのです。

そうです,雨はまさに神からの贈り物だと私は思っています。



もうすぐ田植えが始まります。」


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