名前がいい。Messenger知る人ぞ知るギターの名前でもある。偉そうに書いているがぼーずもウン10年間気になったまま、ブランド名を知らなかった。ずーっと気になっていたのは、グランドファンクのギタリストMark Farnerの愛器だったからだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/06/f247034899b909f0a864bcae1d4d829b.jpg)
最初に見たときは、かしまし娘か(笑)。余談になるがお笑い系は結構いい楽器を使う人が多く。かしまし娘(皆さん知ってるかなぁ?)はGibsonのピックギターを使っていた。最初にMessengerを見た時、このGibson L48のシェープみたいと思ったのだが、ネットの写真を見るとかなり違うのが判る。
なにか他のギターと違うと思っていたのだが、説明を見てやっと判った。ネックの太さが結合部から1フレまで同じだ(通常はボディの結合部からヘッドに向かって細くなる)。アルミ製の上、スルーネック(ネックがヘッドからボディ内部を通り、エンドピンまで1本通し)なので木のように強度を考える必要がないということだった。
おまけにMarkはギターのボディに開いているfホール開口部をマスキングテープを貼って塞いでいた。これがえらく貧乏臭い(笑)。そう思ったらわざわざ塗装しなおしたMessengerにテープを貼ってMark仕様にした人がいるから世の中は広い。下記サイトをご覧あれ。(註:マスキングテープはハウリング防止のためだそうな)
http://grandfunk-maniac.org/mark/Mark_MOD.htm
並々ならぬオタクぶりが偲ばれるサイトであった。ここまで真似る根性には頭が下がるが・・・あんた、アホや(笑)。(ごめんなさい、でも関西人の間では誉め言葉なんで)こーゆー知名度の低い楽器は気になる人が多いとみて、やはり日本人でこのMessengerのことを書いていた人がいた。
その人はギターにFazz(音を歪ますエフェクター)が内蔵されているのは噂だと言いきっていた。Markが改造したと言うのだ。大昔に、とある音楽雑誌が『Jimmy Pageはベンダーと呼ばれるFazzのようなものをギターに組付けている』という記事を書いたことがある。(Pageの内臓ストリングベンダーは歪み系でなく2弦をフラットさせる機能。要は単弦用トレモロで、記事は外付けのトーンベンダーとごっちゃにしたのではないか)何かの拍子に嘘が広まる可能性は考えらえる。
話をMessengerに戻すが、内蔵Fazzは実在した。どうもMarkの後付けではないようだ。 ↓ 演奏を聞くと結構いい音をしている。ガキの頃買ったAce Tone製Fazzはコードを弾くと音が割れたのに、こいつはコードのままきれいにディストーションがかかる。
http://www.youtube.com/watch?v=m5EJUFVptHo
しかし、この人Messengerの改造にいくらかけたのだろう。Markはこいつを200ドルで手に入れたと笑っていたが・・・。