オメガマンは何度かＴＶでもやっていたのでご存知の方も多いと思う。いまさらネタばれでもないだろうから、ちょっとだけあらすじを書いてみる。細菌兵器によって人々は死に絶えるがほんの一部は光のない世界でしか生きられない化け物に変わってしまう。ヘストン演じるネビルだけはワクチンが効いて普通の人間のままだが、夜になると化け物の襲撃を受ける。
襲撃を避けるため、夜間は自家発電でライトをこうこうと照らし、光に弱い化け物を寄せ付けないようにしている。昼間はスポーツカーで街を走り必要なものを調達したり、これまた発電機を回し、映画館で映画を見たりする。このシーンがなかなか笑える。映画はなんとウッドストック。ジミヘンやジャニスでなくカントリー=ジョーとフィッシュが出てくるのだ。彼やシャナナはコアなファンがいるからだろうか？
日本でも受験生ブルースの作者であるフォークシンガー中川五郎が田舎五郎と魚というバンド名を名乗っていたのでファンだったのかもしれない。当時のジョーは音楽性というよりは政治的、過激な発言で有名だった。もっとも有名だったのは映画の中で３０万人に『ＦＵＣＫ！』と言わせたことだった。
途中からあらすじじゃないやんけ（笑）・・・これを書いていて思ったのだが、今宣伝中の映画アイ・アム・レジェンドになんかストーリーが似ているのだ。ネットで調べると主人公の名はネビル！！原作リチャード=マシスンとある。オメガマンの原作は彼の『地球最後の男』。なんか筋を書くのが危なそう（笑）。試しに題名でａｎｄ検索をかけると１２００件もヒットした。やっぱりかぁ。
アイ・アム・レジェンドのサイトにはリメイクであるとは書いてないのだが、これっていいのかなぁ？ブロイラーに地鶏の表示をするよりは罪が軽い？？？・・・等と、けなしながらも、この手の映画に弱いぼーずはきっと行ってしまうんだろうなと思う。
