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トンネル抜けぇてぇ~

今は紙巻を吸わなくなってしまったが、若い頃は匂いの強いゴロワーズを吸っていた。これはムッシュかまやつ氏の影響で、歌からでなくヨーロッパの話をしている時に「これが美味い」と言っていたからだった。また、その時に日本では手に入らないがBOYARDS(発音はボワイヤールかな?)というのはもっと美味いとも言われていた。

2輪の研究所で働いていた頃、仲の良かった設計者がフランスへ出張した時に買ってきてと頼んだのだが、スイスのバーゼルからフランスの街に入るという妙なコースだったので、もっと大きな都市でないと売ってないとたばこ屋で言われたそうだ。そうする内、こっちがドイツに駐在することになり、ディジョン出張の折に購入してみた。

ジタン風の横長で青い箱に入っていたが、ちょっと太めで茶色っぽいメイズ紙(トウモロコシから作った紙)で巻かれていた。フィルター無しの両切りだった様な気がするが、記憶はちょっと怪しい。ゴロワーズと同じく黒煙草を使った濃厚な味で、確かに美味い。当時ヨーロッパでは国ごとに通貨が違い、ものの値段もまちまちだったので国境を越えて煙草や酒、ガソリンまで買いに行く人が存在した。とは言えフランクフルトからわざわざ煙草を買い出しに行くほど暇ではなかった。

その点、日本には国境もないし・・・と思っていたが、最近は県境を国境と呼ぶ人たちがいた。曰く『国境を越えれば酒が飲める』(笑)。酒なら家で飲めばいいのだが、待ち時間が出来て滋賀石山の焼き鳥屋に入った。あれ、酒飲んでる?『この辺は規制外ですよ。県外の方ですか』・・・ありゃ、バレました?有難く飲ませてもらうが、美味い。山科の先、トンネルを抜けると・・・こういうことだったか(笑)



この日14日は角打ちシスターズのライブ。会場のTANEは初めてのお店なんで少し早めに出たら、かなり早く着いてしまった。一飲みした後、角の和菓子屋で買い物をし、何とか開場時間になった。TANEは割に大きな作りで、席もゆったりとした感じ。食事はママさんの手作りらしいが、どれも美味しかった。



角打ちSはここで何度も上げてきたDuoだが、演奏を重ねてちょっと感じが変わって来た。この日もブルースからはDrifting BluesやBorn Under A Bad Signという王道ソング?でウォームUPしたかと思えば、昭和歌謡から“夢は夜開く”ですぜ(笑)。最近歌うことが増えた真紀ちゃんがヴォーカル。



その後、八ちゃんがオリジナルのインストや、某氏が八ちゃんの為に作ったという“11時35分梅酒”、そして最近またCMで使われだした名曲“ウイスキーがお好きでしょ”などを歌ってくれて、ライブは佳境に入る。角打ちSテーマソングの“お座敷小唄”そして、ちょっとロック色が強まりMustang Sally、Rock Me Babyで終了する。



でも店を閉める時間にはまだまだで、乗った客はアンコールを小声で叫び?大きな拍手。新しいライブの作法だな(笑)。アンコールは最近良く歌ってくれるマギー=ミネンコの“燃えるブンブン”



一口に昭和歌謡と言ってしまっては語弊があるかもしれない。作曲者の中にはJazzから入ったような人もいて、新しい曲を一小節コピーするのに数時間かけたなんて言っていた位だ。単なる演歌に思えないような曲も結構存在した。選曲のセンスが抜群の角打ちS、またレパートリーを増やしてくれると思う。 

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