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見逃し映画 新旧2作

新幹線で腹が立つものの一つに寝ている時の社内販売がある。起きた時には大体通り過ぎている。呼び戻す訳にも行かず起こされ損になることが多い。まぁ戻る時に捕まえる手が無い訳ではないが、それまで待てずにまた寝てしまう(笑)。

似たようなことに映画がある。前売りを無駄にしたことはないが、観るつもりでいたのにいつの間にか終わっていたことが何度かある。最近は封切りものしか上映しない映画館が多いので、探すのは骨である。反面DVD化されるのがずいぶんと早くなったのは有難い事だ。先日、見逃し作品を2本観たのだが、なんと制作年度に40年以上の開きがある。

まずは1965年公開、DVD化が当然の『バルジ大作戦』。高校生ぼーずに衝撃を与えたイージーライダー主演のピーター=フォンダのおとっつぁん、ヘンリー=フォンダが主演の映画だ。筋は至って簡単でヒットラーが最後のあがきを連合国に仕掛ける話。ドイツ軍の機甲師団は強力だったが、連合国側燃料廠の確保に失敗し、名車タイガーはガス欠の鉄くずと化す。

敵の褌で戦争しようと言うのは土台無茶な話だ。燃料を渡すのが嫌なら火を付けるだけでよい。日本軍がパレンバンで成功したのがいけなかったのか?また、実写による戦車戦のシーンは見ごたえがあるのだが、とにかく3時間は長い。途中で休憩という固定画面があったのには驚く。映画で休憩、余裕のあるいい時代だったなぁ。

もう一つはディカプリオ主演の『インセプション』。終わったと思ったら即DVDが出た『アバター』にこそ及ばないが、これも随分と早い。ディカプリオ演じるコブは相手の夢に入り深層心理を操ることが出来る。夢を扱ったマトリックス3部作に似ているが、夢の中の夢へと3層まで入ることが出来て、何処までが夢かよく判らなくなってくる(笑)。

マトリックスと違う所は、夢の中で死ぬと本体も死ぬのに対し、こちらは夢から覚めるだけで済む。但し、夢の中で打撃を受けるとそれなりの苦痛を伴うので、皆やりたがらない。思わず痛かったら夢にならんゾと一人突っ込みを入れてしまう。夢じゃないかと頬をつねるシーンはどうなるんだ。

日本からは渡辺健が出演。結構面白く引き込まれた作品だった。最後が夢か現実か、どちらにでも取れる終わり方が気に入った。もっともそこが気に入らんと言う人がいるから映画は面白い。ディカプリオがデビューした時、単なる甘い顔の大根と思っていたが、なんのなんの、存在感のある役者さんだ。作品に恵まれたせいもあるだろうが、好きな俳優の一人になってしまった。

残念なことだが邦画の予告編に出てくる、人気のある若手俳優を観るにつけ、これでもプロかと思ってしまう。セリフが一本調子で観る気にもならん。この分では、ぼーずの洋画偏愛主義は当分の間治らないだろうな。
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