幼稚園で鉄人ごっこをしても、少年誌を読んでいる奴なんかいないので簡単に鉄人になれたのだが、続いてラジオ放送されるようになってからは人気が出て競争は激化し、なかなか28号にはなれなかった。また、小学生になるとTVの実写版が登場したが、当時のTVは奢侈品で、各家庭にあるわけではなかった。
唯一TVのあった大学教授の家に入り浸りになる訳にもいかず、更に子供心にもあまりにチープな出来に失望し、ほとんど見た覚えは無い。なにせこの鉄人、人間がドラム缶に入ったようなシェープで、背の高さは2m。子供に子供騙しと思われてどーする(笑)。これでは製作者も辛かったと思う。
もっとも当時の実写版は鉄腕アトムも似たようなもんで、宇宙人が水中眼鏡をかけ、足にはスキューバのフィンを使っていたのがまる判りだった。どーゆー宇宙人だ(笑)。これじゃ海底人やっちゅうねん。
空飛ぶ円盤に至っては、スバル360の周りをハリボテで囲い、走るけど飛ばない(飛べない)直径4m程の円盤だった。国中が貧しかった時代とはいえ、これは無いと思ったものだ。鉄人に爆発的人気が出たのは、グリコというスポンサーを得て、アニメ版が登場した時だろう。
中学になった頃だったろうか。雑誌の連載が中止された。TVモノクロアニメ版の再放送は何回かあったようだが、もはや見たいという歳ではなく、ずーっと忘れ去ってきた。なぜこんなことを書いたかというと・・・買ってしまったのだ、リメイク版『鉄人28号』を全巻(笑)。
そして、実家のベッドの棚には28号と相棒(元は敵同士)のブラックオックスが・・・(笑)。極め付けはこれ。新長田駅前である。
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ちょいと逆光で撮りにくかった。今度、朝から撮影しに行くか(笑)。
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