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ふくらんだ思い出

31日、松屋町のLAMPでライブがあった。出演者は故塩次伸二さんの高弟二人、田中晴之(g.Vo)さんと静沢真紀(g.Vo)さんのDuo。晴之と真紀で“ハルマキ”(笑)。誰や!そんな安易でベタな命名・・・などと言ってはいけない。名付け親は師匠の伸ちゃん。二人とも『塩次さんと知りあってから、話せるようになったの1年以上かかった』

判る。筆者も数年かかったし(笑)。再結成のウエストだったかセッションだったかが定かでないが、客が『伸ちゃん』と声を掛け、それにおいや!と答えた所、永井ホーさんが『時代は変わりました。塩次伸二が返事するようになりましたもん』とMCで言い出した。それ位に昔は演奏中、寡黙な人だった。

それがある時から『羊羹はよう噛んで食べやぁ』これ聞いて・・・笑っていいのか一瞬悩んだもんね(笑)。この日はそんな思い出がいっぱいに詰まったライブになった。二人とも赤の335を抱いて、共に大好きなフレディ=キングの①The Stumbleで一部がスタートした。次いでジミー・ロジャースの②Walking by myselfを晴さんのヴォーカルで。

真紀ちゃんのヴォーカルに変わり、最近良く演ってくれる③Te Ni Nee Ni Nuそしてリロイ=カーがヒットさせた④How Long, How Long Bluesと続く。ここで晴さんが一時、伸ちゃんとカラオケ行くと女性陣はみんな恋の奴隷を歌わされたとバラすが『私は歌わされたことない。ステージでやろうかな』と真紀ちゃん(笑)。晴さんにマイクが戻り⑤Stormy Monday、最後は伸ちゃんオリジナルインストの⑥Delta Boyで一部が終了。

二部は伸ちゃんのインスト①ボビーで幕が開けた。早世のオルガニスト、ボビー原さんを偲んで作ったそうだ。筆者は在職中にJirokichiで一回だけ聴かせてもらったかな。大人しそうな方だったが、晴ちゃんが言うにはかなり破天荒な方だったらしく、ここには書けん話ばっかり(笑)。おまけに、書いたら多分、皇甫純ちゃんからドツかれる。

そして晴さんでリトル・ウォルター②just your fool、ウエストロードの定番だったTボーンの③T Bone Shuffle、真紀ちゃんでマジックサムの④You Were Wrongと続く。晴さんが初めて聴いたのはウィルソン・ピケット版だったと言う⑤Something You Got。熱演で晴さんの弦が切れた。師匠の伸ちゃんも一本しかギター持ってない時に限って、切ってたな(笑)。マーフィーギタリストの法則。

確か、立て続けに2回切った後『良かったらスペアーの335持ってきましょうか』と申し出て、伸ちゃんから頼むわと言われたのが2000年の頃だった。スペアーを用意しておくとまず切れないのだが、律儀な伸ちゃんは必ず2~3曲にマイギターを使ってくれた。335への指示はゲージ1.0~のみで『調整は僕がやるから』。ギターを選ばない弘法大師みたいな人だったな。(註:ソリッドはゲージ0.9~)

二部最後はダウンホーマーズ時代に伸ちゃんが作った⑥どこでもストンプ。当然、まだ帰さんぞ状態の客はアンコールの手拍子。伸ちゃんのインスト“Chicken Bump”(曲名自信なし)でライブはお開きになった。しかし、これだけ伸ちゃんを語ってたんで、きっとライブにも来てくれてたんじゃないかな。終わってから、なんとお店がドラ焼きをくれ・・・絶対に来てたと確信する。

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