この高円寺“ブリキの時計"は同級生の一人が脱サラをして始めた店だ。前のオーナーから数え３０年近い歴史を持つ。いきなり言っても貸切になるし、通常ご法度の持ち込みも大目に見てくれるので我々に取り、ありがたい存在だ。もっとも店主にはテーブルの上の食い物にはすべてお前が値段をつけろと言ってあるので、持ち込みも立派な商品？なのだ。
２０００年の春、何かの折に先輩へのメールに『Ｋ女子高のＹ子ってのはいい女だった』と書いた。すると先輩何を思ったかＹ子女史にぼーずのメールを転送したらしい。なにしますんや（笑）。その後すぐに行動派Ｙ嬢（元嬢ですが）から『久しぶり～。ちゃんと生きてたのね』とメールをもらった。それが縁になり、その年の秋、合同で同窓会を開いた。大掛かりにやったのはその時だけだが、合同の集まりはまだ続いている。
無論、お互いの母校同窓会からは非公認（とーぜんですな）。実際のところ高校時代のぼーずはＫ女子高生とは付き合いが薄かったので、知っているのはＹ子ちゃんだけだった。が何回かやるうちにみんなも共学だったかのようになり、『高３の時ＸＸセンセのクラスだったよね』と我々に向かって言い出した女性もいたくらいだ（笑）。無茶言うな。あんたらと同じクラスになったことはない。（ワシら男や）
男子校、女子高の集まりだ。ウン十年前の高校生同士ならギクシャクしてこうはしゃべれなかったと思う。即製の共学クラス？も来年で８年目になり、なかなか自然体のいい感じになってきた。また、男子校には男子校なりの濃い付き合いもある。多感な１０代を悪ガキどもと過ごした時間は貴重な経験だ。今。共学と男子校両方の恩恵を受けているようでちょっと得した感じがする。
