当時、日曜の昼間なら半日では済まなかった。種明かしをすると平日の終わり間際に連続で乗ったのだ。待っている人はほとんど並んでいないのだが、降りてすぐ乗車位置まで走るのがしんどかった（笑）。流石に最後は『どうせ３～４人しか並んでないのだからこのまま居させてくれ』と係員に頼み込んでしまった。（係員は話の判る女性でＯＫしてくれた）
東京で閉口するのは、食べ物屋に並ばせられることだ。ちょっと有名になると長蛇の列が出来る。餃子の王将で行列が出来るなんて聞いても、冗談としか思えなかった。そこそこの味だが並ぶほどではない。確かに値段は安いが、関西であの程度の味なら他にもあるからだ。
ちょっと前に友人から評判のラスクをもらった。プレーンはバターと砂糖のみ。チョコ掛けはホワイトとミルクがあり、かなりのボリュームで且つ美味しかった。ただ、買うのに４～５０分かかったと聞いて驚いた。いくら美味くても所詮、乾パン？ですぜ（笑）。
３月に神戸から小林エミちゃん（歌手です。巨乳グラビアアイドルに非ず）が来た時、たまたま渋谷東急の特設会場でこのラスクを売っていた。常設ではないためか、なんと２人しか並んでいない。ラッキー。思わず差し入れに買ってしまった。
『こっちはこんなもんに１時間近く並ぶんやで』・・・こら、こんなもんやったら差し入れするな（笑）・・と言いながら、神戸への土産話にしてもらおうと説明した。たまたま今月実家に帰った時にその話をすると『○○○のラスクだよね？阪神梅田で買うまで１時間半の行列が出来てるよ』と妹に言われた。
え？こっちでも売ってるの。１時間並ぶ？乾パンに？？ 戦争直後じゃあるまいに（笑）。行列をすべて否定する気はないが、世の中並んでいいものといかんもんがあるだろう。列の横を『並んでまで食うほどのもんやないで』と声高に話しながら通る、へそ曲がりのおっちゃん達はどこに行ったんだろう。関西の行く末が気になって仕方がないぼーずである。
