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MSG症候群(その1)

高校生の頃、西梅田にあったSという大ぶりの焼売で有名な中華料理屋が好きだった。行かなくなって30年以上たっているからあまり記憶が確かではないが、店というよりはそこの塩(少量の醤油も使ってた)焼きそばが好きだったのだと思う。行くたびに食べていたような気がする。

行かなくなったのは関西を離れたこともあるが、味が体質に合わなくなってきたからだ。なんせ、ティースプーンに2杯は白い粉を入れていた。コカインでは無い。あの単価で、それは無理・・・とゆーより、値段以前にそんな店はないっちゅうねん。粉とは化学調味料だ。若い頃はそれくらい味が濃くないと旨いと思わなかったのだろう。

食いものに関しては加齢と共に薄味好きになったぼーずだが、困ったのは映画。最近の濃い味に慣れてしまった。そのせいだろうか、昔面白かったと思う映画のDVDを見て、つまらんと思うことが多くなってしまった。

ぼーずはケチなので公開されてすぐのDVDは買わない主義だ。何年も経って1500円以下になった頃がお買い得(笑)。980円が最高だ。そうやって買ったタクシードライバー&フレンチコネクション。どちらも映画館で見て面白かったから値段を見て飛びついた。

フレンチコネクションはⅠ&Ⅱで1980円、1枚あたり千円以下だ。まずジーン=ハックマンがメッチャ若い(笑)。記憶がごっちゃになっていたがぼーずが映画館で観たのは舞台がマルセイユであるⅡの方だった。

71年のオスカー(アカデミー賞)を総なめにしたのはニューヨークが舞台のⅠだったが、この名作でさえ不要と思えるシーンが長すぎる。ホラー映画にある『30秒に1回悲鳴を上げます』みたいなアホなコピーに踊らせられたくはないが無駄なシーンを延々と見せられるのは退屈だ。第一、仲の悪かった同僚を主人公が誤射する場面が何のためにあったのかが全く解らない。

フランスから来たばかりで土地勘のない麻薬王だけが包囲網から逃げられたのは、ストーリーをⅡへつなぐ御都合主義の極みと感じた。流石にⅡの監督、名手フランケンハイマーもそう思ったか、続編の中で『買収した警察官に逃がしてもらった』と言わせているが、米人ギャングは全滅ですぜ。なんでフレンチギャングだけ逃げられる?(笑)。

うーん。今更文句を付けてもしゃーないか。ショックなのは自分の感性が変わったことだと思う。初めて見た時は面白かったのだから。なにが変わったのかな。

しつこくここへ続く。
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