この人のヒット曲『買い物ブギ』はダウンタウンブギウギバンドのＣＤにカバーとして入っていた。何を何処で買うかも考えずに買い物に出たおばちゃんが手当たり次第にものを買うという能天気な歌だった。軽快な曲の終わりは『わて、ほんまによー言わんわ。あーしんど』
先日の地震後、近所の大型スーパー２軒が早々と店仕舞いしていた。夕食に入った蕎麦屋のおばちゃんが教えてくれた事には品物が売り切れて夕方の５時に閉めたと言うのだ。えぇ～？？あのでっかいスーパーで売り切れ？半信半疑で店を出た。
翌日の夕方、片方のスーパー前を通ったら開いていたので買い物に入った。阪神大震災の避難中に、喉から手が出るほど欲しかった生鮮食品は残っているのだが、カップ麺、納豆、卵、パン、米の棚がカラッポだ。いつから練馬はソビエト連邦になった。
火を使わないパンを用意するのは百歩譲って良しとするが、トイレットペーパーが無くなるのはなぜだ。７３年のオイルショックを思い出した。あのときは石油と何の関係も無い落とし紙が個人の買い占めで欠品騒ぎを起こし大騒ぎになった。当時、母から『品の無い事を言いなさんな』と文句を言われた罵声を買い占めの奴らに再び浴びせたいと思う。『お前ら、ケツの穴何個付いてるんじゃ！！』
いざとなったらインド方式で乗りきってやる。水を入れた缶をトイレに置くのだ（笑）。冬はつらいかも・・痔になりそうだし。ウォシュレットが普及している今、何のために大量の紙を蓄えるのかが判らない。押し入れにしまい込むと安心感が湧くのだろうか。
米はともかく、パンは３日で硬くなり、それを過ぎたらカビのゆりかごになるのがオチだし、押し入れには肝心なものが入らない。その内に安いくて品質のいいペーパーが出回るだろう。『わて、ほんまによー言わんわ。あーしんど』
