とはいえ、叔父の具合が悪い事は確かな上、看病疲れの叔母もそろそろ限界のようだ。これだけならなんとかなるのだが、住んでいるのが今話題の原子力発電所の近く、いわき市という所だ。こりゃ助け出すしかないなぁ。
困ったことに車を処分してしまった。首都圏のレンタカーはガソリン不足の為軒並み営業を停止している。試しにいくつか掛けるがみな休業中。極めつけはＮレンタカーだ。ガソリンはこちらで何とかすると言っているのに『被災地への走行はお断りします』
よーゆーた。ボンネットの上にウ×コされても知らんぞ。（ツレのイマニシは路上に止めていて、こいつをやられた事がある。めっちゃ惨めだったそーな）叔父の娘夫婦が車を提供すると言ってくれたのだが、保険が所有者限定になっている。慌てて保険屋と相談。ドライバー保険なるものに入る。これは車でなく運転者に付く保険だそうだ。
幸い常磐道が開通したという事なので、調べるが緊急通行車両確認証なるものが必要だという。いわき警察に電話すると帰りはＯＫだが、ぼーずの所轄警察の許可が無いと水戸から先の乗り入れが出来ないそうだ。
速攻で埼玉の警察にかけたが、緊急輸送以外の車両には出せないという。緊急輸送しますと食い下がるが『一人に許可証を出すと求める人が増え、応援物資輸送に支障をきたします』と断られた。確かにもっともな話だ。一般道はどーだ？地震３日前にぼーずの会社とGoogleがナビ付きの車が通った道を表示するシステムを作っていたのでそれを試してみた。
おー、２４時間以内に我社の車が通ると、道路が青色に変わっている。灰色の部分は通行していないので、通行可能な道が一目で判る。なかなかやるじゃないか。ルートを決めていると一か所黄色になってる。やっぱりなー。やってくれるか。バグはちゃんと潰せよ。調べると、そこは大きな橋だった。
こりゃ橋が落ちて不通か、こうなりゃ執念だ、橋付近の警察に電話をかけてみた。すると片面通行だが走行は出来るというじゃないか。磯原警察のお巡りさん。親切に教えてくれて有難うね。
とゆーことで、取り敢えず朝早く出発することになった。無事に帰ってから続編を書くのでお待ち願いたい。すぐ帰ってくるからねぇ～。
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