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危険な乗り物

社内の安全講習会なるものに借り出された。関東で2輪の重大事故が増えていることを受け、2輪通勤している者や、入社して日の浅い社員が狙い打ちにされたようだ。講師は地元警察の交通課課長だった。

一言で言うと『面白くない』『紋切り型』『勘違いの人』だった。面白くないに関しては、金を払って受けていた学校の授業でもそう感じることが多いのだからあえてこれ以上は言うまい。残りの二つが結構気にかかった。紋切り型というのはスピードを出さなければ事故は減るという類の戯言だ。

確かに当たっている面はある。速度が低ければ制動距離は短くなり、追突は間違いなく減るだろう。但しこの考えを突き詰めれば車の速度は低ればいい→車が止まっていれば尚減る→いっそのこと車に載らなければ交通事故には遭わないってな考えにつながるだろう。事実高校生の3無い運動はこの考えだ。

こういう対処法はナンセンスだ。車を使わずに済む人はいいが、車が無ければ生活出来ないという人もいる。その人にいつも時速数Kmで走りましょうというのは現実的ではない。

勘違いの人というのは、ある種の権力を持っている人に有りがちな自分の権力がオールマイティと思っている人種のことだ。何の為にその権力が与えられているかを考えないからそうなるのだと思う。今回の講師は比較的ましな方であり、あからさまに権力を誇示するタイプではなかった。

気に入らなかったのはひとつ。彼はたぶん笑いを取りたかっただけなのだろうがジジババの反応の遅さを繰り返し述べていた。TVでは大車輪を見せる元気な爺様もいるが、歳を取れば体力は落ち、昔出来たことが出来なくなる。それが普通だ。オレオレ詐欺は騙された年寄りがトロイからではなく、そういう卑劣なことを企んだ犯人が100%悪いのだ。警察ならそれくらいの見識を持って欲しかった。
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