gooブログはじめました!

某バイクメーカーには一言云いたい

その昔、車のハザードランプスウィッチ (以下SWと記す)はステアリングコラムの上部についていた。押す場合はハンドルの空いた部分から手を突っ込んで押していた。当時は路肩に駐車した場合やレッカーで曳かれる場合に後続車へ目立つよう点けるものだったので国内ではこの位置で問題にはならなかった。

これに正面切って止めてくれと言っていたのは欧州、特にドイツの駐在員たちだった。こちらの使い方は百数十Kmですっ飛ばしていて、急減速する必要がある時にブレーキを踏みながらハザードを点灯させ後続車に伝えるのがマナーだった。それはコーナリング中かもしれないし、急ブレーキでスキッドしている時かもしれない。

こんな時に、ハンドルの隙間から手を入れるなんて悠長なことをしている暇はない。左手で叩き押せる場所にSWを備えるべきだとくどい様に伝えていたが一向に位置は変わらなかった。一番いいのは出張者に体験させることだと信じていた僕はせっせとスピードの出るレンタカーを出張者に手配していた(笑)。またよく事故るんだうちの出張者。

その後、日本でも渋滞の最後尾にいる車がハザードを付けるようになり、僕が帰任する前に、SWは熱望していた位置に改善された。現地の情報が無ければ判らない事は多々ある。個人的には現地側が声を上げるべきで、日本で気付けよは不親切だと思う。ただ、困るのは普通に考えてダメだろうに気付かん奴らである。

大昔に足踏みクラッチに手動シフトレバーという組み合わせのバイクが存在したが、危険極まりないのは誰が考えても判る。再度レトロブームが訪れてもこれに戻ることはないだろう。バイクはハンドルを両手でしっかりと保持して運転するものだから。補機類もそれに応じて配置すべきと信じていた。



上の写真は今まで乗っていたリード100とほぼ同じレイアウトのSW類だ。ホーンSWはグリップの中心線と言うよりグリップ本体より下に位置している。ホーンを鳴らす時はしっかりとグリップを握っているだろうから、親指を下に伸ばして押させることは極めて妥当な考えだと思う。



こっちの写真は買ったばっかりのリード125。グリップの中心線とホーンSWの中心点はほぼ同一線上にある。目の前に危険が迫った時、グリップを強く握ろうとする本能に逆らい、左手の握りを緩めて親指を上に伸ばしてSWを押さなくてはならない。このレイアウトを考えた奴は何を考えているんだろうか?

販売店で感想を聴かれた時に『昔からXXはXX・・・(電装屋と呼ばれる設計・テストを仕事としている人に対する罵詈雑言。自主規制カットしておく)』と答えた所、ご主人もこの位置はないと同意してくれた。今までに2~3度、飛び出し等でパニックブレーキをかけたが、ホーンは鳴らせず・・・『気ぃつけんかい!!ボケ』と大声で意思表示をする羽目になった。

電装屋諸君。これ以上ZZ(爺ぃ爺ぃ)ライダーのガラを悪くしないような商品を出して頂きたいものだ。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ひげぼーずのつぶやき」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事