前屈みになって手を伸ばした。よく見ずに取ろうとしたのがいけなかった。押し込む形になり、キャップはますます奥に行ってしまった。手を伸ばしながら覗き込むと指先から5cmくらい先にキャップが見えた。さらに手を伸ばすと触れるか触れないかという微妙な位置にあると分かった。
そう賢明な皆様はお気付きであろう。椅子から離れて拾えば何の問題も無いことを。話は飛ぶがデブの体は結構柔らかいのだ。相撲取りを見てもらえば分かるが、あの体で180度開脚をしている。そこまでの柔軟性は無いが、ぼーずとて現役時代はスクラムの中で敵ボールを搔き出したなんてのは日常茶飯事だった。
その体が・・・曲がらん(笑)。歳は取りたくないものである。と同時にこれくらい取れんでどーするとつい思ってしまった。ストレッチの要領で思いっきり手を伸ばし、それでも足らないので肩を机に押し当てて体を曲げてみた。キャップが取れることには取れたが。体の硬さに愕然となってしまった。
その2~3時間後、なにやら背中が痛い。背というよりは腰という方が正しいかもしれない。その日は買い物があったのだが、諦めて早めに寝ることにした。朝飯を食べただけだったが、ベッドに倒れこむと痛みの無いポジションを取り、あっという間に寝てしまった。この時はまだ深刻さを理解していなかったのだ。
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