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マーフィーの法則

その昔、ぼーずがスキーを始めたシーズンのことです。栂池のチャンピオンゲレンデの下の方、緩斜面でよく練習しておりました。当時は栂池もぼつぼつ名前が売れてきたと言う頃ですので、ゲレンデを選べば結構すいていたのです。

なんせボーゲンしか出来ない初心者ですから練習するしかないと1日券を買い込み真面目に滑っておりました。その内ちょっと吹雪きだして、只でさえ少ない人が減ってきて貸し切り状態になったのです。

ヘタクソなりに避ける気遣いをしていたのが回りにぶつかる人もいないのでだんだんスピードも出てきました。これ一本でメシにしようと隅の食堂に向かって滑り出し半分滑ったあたりで食堂の左前辺りに竹ざおが1本突っ立っているのが見えました。

なんせだだっ広い所ですから最初はいい目印位に思っていました。小屋が迫ってきて、そこから小屋の入り口はすぐです。ちょっと左に逸れ気味かなぁ、竹ざおの方に向かっているのに気付きました。ここで修正・・・修正・・。

イカン。すいた事をいいことに直滑降のやりすぎて曲がってくれん・・・でもゆっくりターンすれば問題なく食堂に辿り着ける距離だったのです。その場でターンすれば。あかん、このままではコースを外れるなんとか食堂に行かねば。

その時ぼーずは真っ直ぐ竹ざおに向かっておりました。なんとか食堂に方向修正を試みていると、いきなりおでこに『パシーッ』と衝撃が・・見事な面一本。なんとゲレンデに1本だけ突き刺された竹ざおに当たったのです。

こんなもん当たる方が難しいのに・・食堂に付かず竹ざおに当たるか?先日、滅多にライブをやらない○ンチョウと○道さんが重なり歯噛みした時にスキーの事を思い出しました。世の中ぼーずの都合の悪い方に行きがちなのだ。くそー、この分では選挙も危ないかも。自民のアホどもがはしゃぐのを見たくないから寝てしまおう。
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