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伸ちゃんブラザーズ

その昔、JazzだRockだと妙なレッテルを張るのを嫌った人たちがいて、垣根を取り去ろうと色んなことをやっていた。今は同義で使われているが80年初期、Jazz側からのRockへのアプローチをCross Over。逆がFusionと当時のお師匠様(BASSの)より教わった。

それで言うとFusionの走りと言っていいのだろうか、しーちゃんブラザーズというバンドが70年後期にあった。音源が少ないのだがとても先鋭的な良いバンドだった。バンド名はリーダーの井上茂さん(Drs)の名から来ているのだが、僕はかなりの間、ギターの伸ちゃんから来たしんちゃんブラザーズだと思い込んでいた。

今回のバンドは伸ちゃんで正解。塩次伸二門下生たちが集まったメモリアルバンド。いつもは京都・神戸で演奏があったが、今回は京都だけになってしまった。東京から入道(Vo.Harp)さんが加わった8823と言ってもいい。伸ちゃんが08年に亡くなり、もう6年になるんだ。早いなぁ。



まずはトリオの演奏から始まった。堀尾哲二(Drs)、山田晴三(B)、田中晴之(G)の皆さん。 ↓ そこに紅一点、サカチーこと酒井ちふみさんが加わる。これが8823。



そして30数年前、京都のブルースシーンを席巻した伝説のブルースマン入道さん登場。音楽は大学になってから始めたというのが嘘みたいな凄い声だ。彼の歌が響くと京大西部講堂のネズミが逃げたという話を聞いたことがあるが・・・ホンマでっか??(笑)



この日、Harpは勿論、滅多に見られないギターを弾く姿も見せてくれた。しかし“風に吹かれて”まで歌うか(笑)もっとも本人にそう言うと余りいい顔をしないが、彼が昔歌ったCarole King のYou've got a friendは最高だと思う。



最近は要介護ミュージシャンが増え(笑)・・・人の事言えんわ!・・・サカチーが一生懸命介護しながら進行してたなぁ。



↓ 殆どの写真がマイクスタンドで分断されてしまったが奇跡的に無事だった1枚。ドラムの堀尾さん。





↑ ベース山田晴三さん。この日、隣の人間国宝に認定されたカリンバ演奏は無しだった。↓ ギターの田中晴之さん。最近晴ちゃんMuddy Watersに似てきた気がするが・・・そう思うのは僕だけか???

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