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72時間・・・の休み

会社に入った頃、7月の最終月曜は休みと決まっていた。土日と合わせて3連休。当時は鈴鹿から戻ってくるための8耐休みと言われていたが、うんと年上のOBに聞くと8耐をやる前から休みだったそうだ。ンー、まぁ休めたら理由は何でも構わない。この3日間は入社同期の同僚達とキャンプに決まっていた。

80年代初期、その頃、酒は公定価格で、デイスカウントショップなるものはなかった。そのため組合が缶ビールを年に一回安売りしていたので、まずそこで好きな銘柄を箱買いしておく。3連休の前日、金曜に会社が終ると駐車場に集合。グループを3つに分けまず解散。

まずは会社で貸出部品を集めるグループ。コールマンのクッキングバーナーに、業務用発電機、ウオータージェット(これは汎用研が市販品を検証していた)一番のヒットは普段懇意にしていた社内喫茶のおねーちゃん(今はおばちゃんばっかだけど)を拝み倒し、月曜まで不要のアイスキューブを棺桶並みに大きいアイスボックスへ根こそぎぶち込んでくる。

買い出しグループは酒を除いた食料品の買い出しに近所のダイエーに向かう。この業務が一番たやすいので、他には回せないAちゃん達に行かせるのだが『白菜とキャベツってどう違うん?』などとのたまうのでなかなか気が抜けない。イラスト付き買い出し用紙書けってか?

最後のグループはとあるデポ。平たく言うと早めに結婚して1軒屋を構えたまっとうな人の家に向かい、預けてあるウインドサーフィン、シート、大型テント、備品類を積み込む。最後に一番大事なそこの奥様も(笑)。これを忘れると翌年のキャンプが無くなる。

3グループが駐車場で集まると出発なのだが、当時は携帯なんぞないのでなかなかの手間だった。出発前の大事な儀式はその晩に飲むであろうと思われる3箱の缶ビールをバラし、1人1個用意と決められた小型クーラーに分散させ、ショップでもらった氷を入れて冷やすことだった。

その昔、この作業は現地に着いてすぐ設営前にやったのだが・・・アルミ缶はすぐ冷えるので全く問題なし・・・問題はビールを満載した車が道に迷ったことがあり、現地で酒が飲めないという飢餓体験がこのようなバックアップシステムを生んだのだ・・・わはは、高速を降り損ねて次まで行ったアホが勝手ぬかすな!と言われそう。はい、犯人は私デス。

夜も更けた頃現地に到着するとまず2~3基の業務用灯光器をE3000という家1~2軒をまかなえる大型発電機で点灯、辺りを真昼間にしてからテント、かまど(コールマンは湯沸し用)の設営、バーベキューの準備。1時間も経たない内に『乾杯ぃ~!!』となる。

この同期キャンプ、10年以上続いたのだがやはり家庭サービスの必要に追われ自然消滅。そろそろ最後の年なので、卒業までにあと1回やろうと言っているのだが・・・さて、実現するのだろうか。
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