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8 meets Makiパイン

東京の老舗ライブハイウスJirokichiの凄かったのは店のプロデュースで色んな演奏家を組み合わせたイベントを実施したことだと思う。ジャズやロック、ブルースの演奏家が組むなんて当時、他ではありえなかった。聴いていた頃はミュージシャン同士の繋がりだと思っていたが、荒井さん(Jirokichiのオーナー、故人)の書いたものを読むと彼の声掛けで始まったそうだ。

和田八美さんより『ハウリンで初めての人達とやるよ~』とお誘いを受ける。オーナーの水流(ツル)さんの発案だそうだ。一緒にやる本夛マキさんはあちこちで名前を聞くが、演奏は聴いたことが無かったし、パインウッズに至っては初めて聞く名前だった。でもツルさんのチョイスなら何か意味がありそうと行ってみる気になる。

表題は八ちゃんがマキさんとパインに会うだが、はちみつマキパインと読むらしい。蜂蜜巻きパイ・・・美味そう(笑)。まずはPine Woodsの演奏でスタート。結構、平均年齢高そうだけど皆上手い。ハープはクロマチックでブルースと言うよりはフュージョンぽい曲で始まる。しかい、ハウリンに出るハープは皆上手だなぁ。



2曲目からはブルースなのだが、これもいい味出してる。10穴の方がもっと慣れた感じを受けた。革ケースは多くのハーピストが使っているスイス軍の弾帯用。最近質のいい奴が無いんだよなぁ。そして本夛マキさんにスウィッチ。



サムピックとフィンガーピックという僕にとっては懐かしいスタイル。3フィンガーピッキングと言うよりは3本でダイナミックにかき鳴らす。ちょっと女性では珍しいかな。オリジナル曲で初め『次もオリジナルの予定でしたが、初めての方が多そうなんでカヴァーにします』と急きょ西岡恭蔵さんの“プカプカ”に変更。ライブ慣れしてる人だな(笑)



大好きなムッシュの“どうにかなるさ”を弾き出し、マキさんってこの曲を聴いてた年代には見えないのにと不思議に思っていたら、ムッシュとツアーを組んでたとのことだった。そういや妹尾師匠もムッシュと一緒にやってたことがあったな。



八ちゃん登場。ピアノ用の調整できる椅子が無いのでパイプ椅子を3脚を重ね、その上に三塁ベースを載せるという八ちゃん特別仕様(笑)。どうせならカープ純正ベースを取り寄せて欲しい。



八ちゃんのソロが終るとまたマキさんが登場し、Duo演奏。最後はPine Woodsが入りバンド演奏。八ちゃん曰く『みんなでやると楽でいいわ』(笑)



Joint嫌いを高言している僕だが、こういう新しい試みはどんどんやって欲しいと思う。ブッキング責任者の力量が問われるんで大変ではあるな。

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