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日比谷でビール

日比谷公園の敷地の中、ブルースカーニバルが開かれる野外音楽堂の反対側にある、日比谷茶廊というオープンエアのカフェがぼーずのお気に入りだ。緑に囲まれ、広い芝生が目の前に広がっている。さすがに真夏の昼間、太陽の下だと辟易とするが、夜や秋口は最高である。

暑い時はドイツ産のヴァイツェンビールという小麦で作られた炭酸の強いものにレモンスライスをうかべた奴がお勧め。さっぱりとした味で南ドイツ、夏の定番だ。そよ風の中で飲むと汗が引く。余談だが川越でイモから作ったヴァイツェンビールとやらがあるそうだが、ヴァイツェンは小麦の意なので明らかにこれはおかしい。

つまみも揃っており、散々飲んだ後、仕上げの食べ物もソバチーノ(中華ソバのペペロンチーノ)のようなユニークな一品が多いのが気に入っている。客層は家族、アベックが多いが、水犬を連れたきれいなマダムが一人で食事をしていることもあり、そんな時はついその女性がどういう人なのかを想像してしまったりする。

カーニバルの司会は後藤ゆうぞう氏と、ここ数年、静沢真紀というめっちゃいい女のギタリストが担当している。普段は京都を中心に活躍中だ。見た目より気の弱い???真紀さんは本番前にちょっとだけスターター(要はアルコール)を入れると調子が良くなる人なので、カーニバル前にここで飲まんかと誘ったのだが、さすがにこの時は飲めないと言われた。

こちらは気楽な観客なので、気にせず飲んでからいざ出陣。野音でゆうぞう氏の『司会者からのお知らせブルース』が始まり、真紀さんの華麗なカッティングが響く。ゆうぞうさんの歌は・・・酔っ払いの即興歌を思い出させた。真紀さん、これやったら飲んでも良かったのに(笑)。

なんでこんな話をするのか?今、日比谷茶廊にパソコンを持ち込み、ビールを飲みながらこれを書いているからだ(笑)。日曜日は店じまいが早い。そろそろこちらも帰り支度をするかな。
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