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メメント・モリ

元首相、森のバカは直らない。あんな奴をオリンピックの重職に付けるのは大きな間違い・・・は真実であるが、表題の意味は森をの愚行を覚えておけでなく『死を思え』だそうな。ちょっと前に高校時代の恩師からもそう言われていた。言われたからではないが、数年前から新年の飲み会前に、逝去した友人達を偲ぶ会を開くようになった。

有難いことに同期にはバテレン2名、某神道系の分教会長がいる。因みに僕は剃髪しているが坊主ではない(墓参りしてるとたまに間違えられるが)。取り敢えず集まりやすい神戸中央カトリック教会を借り、東京から来てくれたM神父によるミサに預かった。



一時はなかなか死なず、しぶとさを売りにしていた我々だが、生まれて半世紀を過ぎた辺りからバタバタと行きだした。同窓会に来ていた連中はその時の写真を使っているが、写真のない仲間は卒業写真よりピックアップ。パッと見、若死にが多いように思われるが、殆どが爺さんになるまで元気に息をしていた連中だ。



参加者も増え、逝去者も弔った。最後に大酒飲んで締め。本来なら『良かった。良かった』なのだが、そこはアホガキのなれの果て(笑)。ここに辿り着くまでが大変だった。同級生MLでの人数確認に全くの個人会話、それも第三者宛てのメールを返したアホがいて『俺は出欠を聞いてるんじゃ!ボケ』と幹事がブチ切れた(笑)。

素直に『ごめんね。後は個別にメールしておきます。当日は酒を注ぎに行くから許してね』位にしておけばいいものを『俺は仏教徒だ!教会なんか出られるか』とやったのでここには書けない罵詈雑言を浴びせ倒され、見事TKO退場(笑)・・・傷は浅いぞ、早よ直せ。教会はあくまでも手段で、目的は早逝した仲間の弔いなのに判らんやっちゃなぁ。



気の利くM神父は焼香台を持ち込んでくれた。これなら仏教徒もOKだろう。僕は教会での焼香は他で見たことが無かったが、今は結構使うとのことだった。確かに典礼集には献花、または焼香と書かれていたが・・・献花に代わりケンカは無いぞ(笑)・・・先に逝った奴らはあの世で苦笑いしてるだろうな。
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