ところがそこを曲がって、平林寺という広い境内を持つ寺の脇を通ると急に涼しくなる。体感温度で数度は違う気がするのだ。ここの境内は緑が多くこんもりとした林になっている。温度が低いのは樹木のせいだろう。
もう少し交通量が少なければ、街路樹を植えることで熱気を下げることが出来るだろうが、中央分離帯で枯れた木が多いように排ガスにやられたケースを多く見かける。思うにこの国トラックが多すぎないか?
ドイツのアウトバーン(高速道路)を走っていて感じるのは、分離帯の植物が青々としている。日本に比べ中途半端なサイズ、2~4トントラックが少ない、である。無論2両連結になった巨大なトラックなんてのも存在するが、総量でトラックが少ないなぁと感じるのだ。
ドイツの植物の方が根性あると言うわけではあるまい。青々としているのは排ガスの影響が少ないからだろう。日本の乗用車排ガス処理技術は世界一である。資料を調べずに言うのもなんだが、それでも木が枯れるのは、おそらくエミッション総量で日本の方がかなり悪いのではないか。
朝、荷物を出せばその日の内に関西に着く便もある。コンビニの弁当は数時間おきに補充される。便利さを追求する余り、排出するものも増えてしまった。漫画家の吾妻ひでお氏が『失踪日記』で書いていたが、家出してホームレス生活に慣れた頃、何軒かのコンビニを縄張りにしていると食べ物には不自由せず、家に戻ったら出た時よりも太っていて家族の非難を浴びたとか。
やっぱりこの便利さは行き過ぎじゃないのかなと思ってしまう。そういう自分を振り返って、いつまでも2ストのスクーター(排ガスはCO2以外、なんと乗用車より汚いのだ。判っちゃいるんだけど・・・)に乗っていてはいかんなと思うのだが、やはり愛着があってねー。
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