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Cheating

新聞やネット上では受験のカンニングが大変な騒ぎになっている。京大の入試回答と言われている所をちょいと覗いてみた。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1256314487

こんなお粗末な英訳で京大合格は無理だろうし、それよりもいつ来るか判らない解答を待つのが無駄な気がする。極めて効率の悪い方法であり、本気で解答を提出するつもりだったのだろうか?

ぼーずの学生時代で一番すごいと思った実行犯は斜め前方に座った男だった。チャイムが鳴り『では筆記具を置いて』の声がかかった時、なんと彼の答案は白紙。なんちゅう潔い態度だと感心していると、机の下から紙を取り出し答案とすり替えた。あらかじめ問題を教えてくれる優しい教官のテストだったので、こんな荒業が可能だったのだ。

当時、答案用紙は教務課の手で印が付けられているという話だった。配る前に答案用紙の切断面へマジックの線を引き、集めたものを再度重ね不正をチェックしていると言われていた。この点を、どうクリアーしたのだろうか?それより設問が判っているのだから、ちょっとは答えを調べる(憶える?)努力をせんかい(笑)。

そこへいくと、ゼミの担当教官であった鬼怒川教授(無論、仮名デス)の試験は見事だった。なんと参考書どころか家財道具一式、何でも持ち込み可(笑)。丸写しでは回答不可能な設問の上、論旨を厳しくチェックされるので落とされる者は少なくなかった。今なら検索で参考部分を絞れるが、当時は本のどこに何が書かれているかが判るほどに精読していないと無駄だった。

そもそも大学は知識というよりは考え方を学ぶところなので、こういうテストが正しいのだろうが、採点する方は生徒以上に大変だったと思う。この教授、大学院の入試で唯一、利用を許された独和辞典を英語の試験にも活用したと言っていた。切羽詰った試験場で良くまぁ思いついたものだ。ひょっとして試験官はそれを見て合格させたのではなかろうか。

英語で予約を意味するリザヴェーションが独語でリザヴェルティオンになるように、同じ綴りの英独同義語は数多く存在する。とはいえ意味がまるで違うこともあるから、そこは注意が必要だろう。英語でtripperは日帰りの旅行者を意味するが、独語だと淋病になる。シャレのきつい民族である。
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