先生からの手紙

私が大変お世話になった恩師の中の１人、
菅原先生は中学３年生のクラス担任でした。

とても厳しい英語の先生で、授業中あてられて３秒以内に答えられないと
痛い罰が待っている”３秒ルール”で知られたというか，怖がられていた先生。



今年の６月に実家に帰った際、高校生の頃に頂いた
先生からの手紙をみつけた。

高校一年で親元を離れた私を心配しての手紙の内容に、ホームシックまっただ中のその頃を思い出し、そして先生の暖かさに再度胸が熱くなってしまいました。


きっと私の事等覚えていらっしゃらないだろうなと思いつつ、
でもどうしても書かずにいられず，手紙を出したのが８月の半ばだったと思う。


返事を期待してというより、
今もお元気でいらっしゃるといいなと、そして
もしご健在だったら先生から教えて頂いた英語が今とても役立っています、という感謝の気持ちを伝えたかった、という気持ちが一番だったかな。



そして忘れた頃、先生からの手紙が手元に届きました。


遠い海の向こうから、時間を越えて。




まず、お元気でいらっしゃった事が本当に嬉しくて。

今はリタイアされて、市主催の英語教室で英会話をおしえていらっしゃるようです。

そして、私の事を覚えててくださった事（これにはとても感動しました）。バスケットボールでスカウトされ他県の高校に進学し親元を離れざるをえなかったので、その印象が強かったのでしょう。


日本が恋しいでしょう、と桜の花の写真を同封してくださった。


沢山の教え子の中のたった１人の私に、こうして一字一字手紙を書き
封をし，郵便局で切手を貼り，投函してくださった
その全ての行為と心遣いに非常に有り難い気持ちでいっぱいになりました。

心が温まるってこういうことを言うのですね。

ありがとうございます先生。

家の裏の運河の写真や鴨の写真に近況を添えてまた手紙を書きたいと思っています。