新カテゴリー「Song of the Day」を設けたものの、全然紹介を開始しておりませんで、申し訳ありませんでした。記念すべき1曲目を何にすべきか決めかねているうちに、延び延びになってしまいました。でも、漸く、記念すべき1曲目が決まりました。その曲とは、イーグルスのドン・ヘンリーの名曲「ハート・オブ・ザ・マター」です。
この夜、漸く、昨年の日本公演の後に行われたオーストラリアのメルボルン公演の模様を収録したイーグルスのDVD『フェアウェル・ツアー ライヴ・フロム・メルボルン』を見たのですが、その時、去年の日本公演を見た時の想いが蘇ってきました。去年の日本公演で、個人的にとても残念だったのは、ソロ・コーナーでドン・ヘンリーの名曲「ハート・オブ・ザ・マター」が聴けなかったことでした。1995年の来日公演の時は、その曲は演奏されていまして、ほんとに涙が込み上げてくる程、感動した記憶があり、それを期待していたのに、去年の来日公演を含む『フェアウェルⅠ・ツアー』では、演奏曲に含まれておらず、それだけで行く気が半減した程です。
そもそも、なぜドン・ヘンリーのソロ曲をイーグルス公演に求めるのか、と訊かれそうですが、元々ソロ曲として大好きでしたが、イーグルスとしても1994年発表のDVD『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』でアンプラグドで演奏しており、それがまた感動的だった訳で、そういう意味ではイーグルスの曲でもある訳で、それをまた生で聴きたかった訳です。 とにかく、ドン・ヘンリー自身、1989年の『エンド・オブ・ザ・イノセンス』発表時のインタビューで「ハート・オブ・ザ・マター」は書き上げるのに41年要したと述べている(1994年発表のDVD『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』では、たった4分程の曲だが書き上げるのに42年要したと述べている)程の力作でもあるのですが、実際、この曲は哀愁のある心打つ旋律に、人生の酸いも甘いも経験した大人にしか書けない含蓄の深い歌詞に尽きます。実際、昔は、失恋した時は、必ずこの曲を聴いて、癒されたと同時に励まされたものでした。そう、歌詞を見れば一目瞭然ですが、他人を許すという所謂慈悲心の大切さを説いた歌詞で、本当に素晴らしいです。
ということで、心に残る曲を1曲だけ挙げろと言われたら、迷わず挙げるこの曲「ハート・オブ・ザ・マター」、聴いたことがない方が居たら、是非とも歌詞カードを見ながら聴いてみてください。
因みに、「The Heart of the Matter」のDVD『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』での感動的なイーグルスとしてのアンプラグドでの演奏は、下記画像をクリックするとフルでご覧になれますので、歌詞を「Lyrics- Don Henley " The Heart Of The Matter"」で検索の上、本当に歌詞カードを見ながら試聴してみてください。
Don Henley - The Heart Of The Matter (Official Music Video)
最初は、「Boys of Summer」を聞いたのがきっかけでした。
この曲と、私の好きな湘南の海辺がいつもセットで思い出されるように、
「The End of the innocence」のアルバムは、特にこの秋の時期にすんなり耳に入ってくる一枚です。
「The Heart of the Matter」はそのアルバムの最後の曲というのもあり、
イントロ、メロディ、その余韻もいいですよね。
歌詞も、一句一句とても感じるものがありますが、特に上げたいのは、サビの部分の、
「僕はなんとかして問題の核心をつかもうとしている、でもそうするんだけどいつも・・・」
いろんな思い出と思いが、詰まっていて・・・とこの歌詞を思い出すたび、せつなくなります。
(個人的に秋に聞く曲を集めたMDの最後の曲でもあります。)
http://www.youtube.com/watch?v=PeWjhkK8yxY
また、投稿記事内で触れている、1994年発表のDVD『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』でのイーグルスとしての情感たっぷりのアンプラグド演奏Videoも、下記URL先でフルでご覧になれます:
http://www.youtube.com/watch?v=QE4PuhfY1JE
更に、2000年のソロ・アルバム『インサイド・ジョブ』の発表にあわせて行われたツアーの合間にTV出演した際の演奏の模様と思われる、ソロ・TVライヴの動画も下記URL先でフルでご覧になれます:
http://www.youtube.com/watch?v=WOBVD07FjSI
個人的には、やっぱし1995年の来日公演の時の甲子園球場での感動が甦ってくる、イーグルスとしての情感たっぷりのアンプラグド・ヴァージョンが、何度見ても感極まりそうで、最高です。
歌詞がいいのさ。PV初めて見ました。シングルカットされたんですね。売れなかったみたいだけど。