すっかり読書の秋らしい気候となりましたが、暑かった夏の思い出を遅ればせながらアップします。「第3回足利市ビブリオバトルin市立図書館(小学生・中学生の部)」を8/25(日)に開催いたしました!!(「ビブリオバトル」とは、おすすめの本を紹介し合う書評ゲームです📖)
毎年、開催時期の選定に悩みます一昨年度は春休み最後の日曜日に開催したところ、最終学年の児童生徒は卒業してしまうため中々参加し辛い状況でした。また、昨年度は12月に開催したところ、冬場なので風邪やインフルエンザやコロナの流行であったり、受験を間近に控えていたり、あるいは、終了後帰宅する頃には日が暮れて危険であるとのご意見をいただきました。なので今回は、子ども達が一年で一番本を読む時期であろう、夏休みの最後の日曜日に開催しました。学校や部活の色々な行事を避けて計画しましたが、まさかの下野模試と重なってしまい、中学生の参加が危ぶまれましたが、午前の小学生の部に4名、午後の中学生の部に4名の勇気あるバトラーの皆さんにご参加いただきました。本当にありがとうございました
小学生の部のチャンプ本は、小俣小5年生のFさんが紹介した「十年屋 時の魔法はいかがでしょう?」(廣嶋玲子著)でした。小俣小さんからは初参加でしたので、学校へ当日の案内をお持ちした際に、図書担当の先生が「Fさんは本当に本が大好きなんですよ」とお話されていた通り、同じ著者の作品でも「銭天堂」でなく、「十年屋」を選ぶあたりにそれがうかがえて、この物語への愛情あふれる素晴らしい発表でした大島足利市教育長にもバトルを最後まで観戦いただきました。
中学生の部のチャンプ本は、坂西中のIさんが紹介した「チワワ・シンドローム」(大前粟生著)でした。何と坂西中のIさんは、一昨年度の第1回から、見事3連覇です毎回、Iさんがどんな本を紹介してくれるか、こちらも楽しみでしたが、今回も若者に人気のある著者の奇妙な物語を紹介してくれましたいつも、本の内容が分かる寸止めのところで発表を終えるので、あぁ、この本読んでみたいと思わせてくれる素晴らしい発表でした
下野模試と重なって心配だった中学生の部も、今年の6月に我々が「ビブリオバトル出張講座」を開催した富田中から1年生3名が参加してくれて、奇しくも我々の教え子が2連覇中の女王に挑む形になって胸アツでしたきっと来年は、女王Iさんの意思を引き継いだ3人が、盛り上げてくれるでしょう最後に櫛田足利市立図書館長からご講評をいただき、真夏の熱いバトルが終わりました。
今回も色々な本と出会えて、そして、個性あふれるバトラーの皆さんと出逢えて、まさに「人を通して本を知る。本を通して人を知る」というビブリオバトルのキャッチコピーどおりだったなぁと。これからも、ビブリオバトルを広める活動を続けていきたいと改めて思いました。
他のバトラーの方々の紹介した本は、市立図書館のホームページをご覧ください。⇒こちら