土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
前作・前々作と、今後対峙するであろう中国の内面を、経済的側面からの分析を試みました。
中国バブル崩壊は、すでに始まっていると思われます。
いや、実際は崩壊していて、それを情報の面から、わからないように画策しているだけかも知れません。
実際にかつて日本が経験したような、土地転がしによる、土地バブルは崩壊しております。
あれだけ広大な国土を有する中国で、土地バブルが起きるのは、狭い日本に住む我々にとっては、
どうもピンと来ないのですが、中国では土地は国有でありますし、日本のように、
電気・ガス・水道が完備されているのは、大都市の周辺地域のみですから、有効な土地はかなり少ないのです。
中国での金融緩和は、2007年のリーマンショックからの脱却で、既に相当量の中国基本通貨『元』の、
刷り足し作業が終わっており、これ以上の金融緩和政策はできなくなております。
これ以上の国内向けの金融緩和は、ハイパーインフレに陥ってしまうからできないのです。
ゆえに今、中国では怪しげな闇金融、シャドーバンキングが横行しているのですね。
とまれ、確実に中国は、このままであれば、近い将来経済崩壊します。
中国が、共産党一党独裁政治を捨て去り、政治面でも開放路線を取って、人権面、そして個人資産の保護、
外資企業資産の保護、国際的な法遵守を、諸外国が確信するに至らない限り、国際的信用を失って頓挫します。
ゆえに中国は、日本やベトナム、フィリピンなどの、周辺諸国への外圧を強めていると見るのが筋です。
つまり外に敵を作り出せば、内政面での不満を外に向けることができます。
また、外国の領地を取れ、しかもそれが日本のような豊かな国であれば、その国の富を奪い、国内にばら撒くことができます。
いわゆる、盗賊経済です。
中国はGDP2倍増を目標にしておりますが、現中国の年間GDPは約500兆円ならば、
同じ規模の日本を取り込めば、2倍増になるのですね。
これが盗賊経済です。
しかしこれら、中国のネガ情報が意味するものは、今の中国国内が抱える根源的な問題でありますから、
原因が解決していない以上、確実に中国は経済崩壊します。
要するに、大国になれば、大国なりの信用がなければ、軍事的暴挙に出ない限り頓挫するのです。
では、その大中華帝国はいつ崩壊するのか?
残念ながら、私は予言者ではありませんので、そこまではわかりません。
しかし予想することはできます。
持って10年です。
現在の状況下で、10年間、5%以上の経済成長は不可能だろうし、一人っ子政策下の現中国では、
10年後には、現在日本が恐れている超高齢化社会が、日本とは桁違いに、急速に、膨大な数で現実化します。
10年以内に中国は、共産党政治を捨てなければなりません。
日本側から言えば、10年持ちこたえさえすれば、外憂国難を脱することはできます。
さてこれに対峙する、一方の日本は、4月からの消費増税が決定し、
再び長期不況の元でのやりくりが、今のところ確実です。
さあ、日中消耗戦が始まりました。
これは次世代の、世界の盟主を決める戦いとなります。
「土佐のくじら」より転送。
http://blog.goo.ne.jp/orbakuchan/e/ed73f948206c2c3f2e3759771c0cb2c9
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