昨日・8月10日北上して今年数カ月ぶりの台北市へ。。
目的は、故李登輝元総統閣下への献花台がある総統府・旧台湾総督府正面広場にほぼ向こう側に位置する台北賓館で、弔問とはおこがましい限りですが、合掌してきました。
献花台の先におかれたご遺影は、kazanが2014年か15年の1月に、高雄市の日本人学校と日本人会が主催した講演会で極めて間近にお目にかかった時の印象よりさらに一世代前の、ご壮健な時のご遺影でしたが、特徴ある笑顔に深く感慨に打たれました。
件の講演会会場に開場一番乗りをし、最前列、真正面を期しての会場入りでしたが、残念ながら、最前列から後ろ2列までは、日本人学校生徒の指定席で、結果、その後ろ一般席最前列の入場中央花道で閣下をお迎えし、お送りすることができたことは、自身の貴重な体験のひとつになっております。
特に開場一乗りをした時には、まだ会場設営は、関係者が音響調整等をしている段階でしたが、その中央に掲げられた歓迎にある「閣下」の文字に「りん」とした品格と品位を自覚した記憶があります。
過去に、閣下と呼ぶべき人の遭遇は何人かいましたが、自分の人生では、限られた空間を共有した中では最上級の「閣下」であったことをに意識させられた瞬間だったと記憶しております。
閣下。
品格のあるいい言葉で、「りん」とした響きではないですか。
閣下という言葉を共有できる、日本語と日本人であることに喜びと感謝を感じます。